「気づいたら、髪の毛が針金のように硬くなっていた」
「元々は髪の毛硬くなかったのにどうして?」
髪の毛が硬くなったとお悩みの方へ、以下の内容について解説します!
- 髪の毛が針金のように硬くなってしまう原因
- 髪の毛が硬くなってしまうのを防ぐには?
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
CONTENT
髪の毛が針金のように硬くなってしまう原因とは?
髪の毛が針金のように硬くなってしまう原因は以下のとおり。
- 髪の毛の乾燥
- ドライヤーなどの熱ダメージ
- 頭皮の過度な洗浄
- 染料や化学薬品の使用
- 過剰なブラッシング
- 環境要因
原因1: 髪の毛の乾燥によるもの
髪の毛は乾燥すると、髪内部の水分量が減るため、髪の毛がパサついて硬くなります。
紫外線や熱によって髪の毛が乾燥することが多いです。
原因2: 熱の使用によるもの
髪の毛の主成分は「ケラチン」というタンパク質。
このケラチンは、濡れた状態では約60℃、乾いた状態では約150℃の熱でタンパク変化をするとされています。
熱を与えることによって、髪の毛が硬くなったり、乾燥するといった現象が起きます。
ただし、ドライヤーの熱で髪を乾かすときにはタンパク質の変化は起きません。
なぜなら、ドライヤーの熱は空気であり、60℃のお湯でか髪の毛が茹でられている状態とは異なるからです。
一方で、濡れた髪にヘアアイロンを当てると低めの温度設定でもタンパク質変性が起きます。
ヘアアイロンは髪の毛が乾いた状態で使用しましょう。
原因3: 過度な洗浄によるもの
髪の毛を過度に洗浄したり、洗浄力の高いシャンプーを使用すると、洗浄力が高すぎて、頭皮に必要な皮脂をとりすぎてしまう場合があります。
皮脂を取りすぎると、頭皮が乾燥するため、髪の毛がパサついたり硬くなることがあります。
原因4: 染料や化学薬品の使用によるもの
ヘアカラーやパーマは、髪の毛を硬くする原因になる場合があります。
ヘアカラーなどの薬剤はキューティクルをひらかせて髪内部に浸透するので、髪表面のコーティングが剥がれて、水分や油分が流れでてしまうため髪の毛が乾燥して硬くなることも。
原因5: 過度なブラッシングによるもの
過度なブラッシングをすると、髪の毛の繊維が損傷してしまい、髪の毛が硬くなります。
適度なブラッシングは髪の毛を整えてくれますが、過度なブラッシングは髪の毛が引っ張られたり、刺激を与えすぎたりします。
これにより、髪の毛の繊維が損傷し、硬くなる原因となります。
原因6: 環境要因によるもの
乾燥した空気中にいると、髪の毛は水分を失います。髪の毛が乾燥すると、繊維が硬くなる原因となります。
また、空気汚染や煙などの要因は、髪の毛を損傷することがあり、髪の毛の繊維が損傷することによって髪の毛が針金のように硬くなる場合も。
髪の毛が硬くなってしまうのを防ぐには?
髪の毛が硬くなってしまうのを防ぐ方法は以下のとおり。
- 適切な保湿を行う
- 正しいブラッシングを行う
- 適切なシャンプーで頭皮を洗う
- 適切なドライヤーの使い方をする
- 空気汚染から髪の毛を保護する
対処方法1: 髪の毛の適切な保湿を行う
髪の毛の適切な保湿を行うことにより、髪の毛に必要な油分を補うことができ、髪の毛の繊維が損傷しにくくなります。
髪の毛は自然に油分を生み出すことができますが、環境要因や生活習慣などによって油分が不足することがあります。
このとき、ヘアミルクなどの保湿剤を使用することで、髪の毛に必要な油分を補い、髪の毛の繊維を保護することができます。
これにより、髪の毛が硬くなってしまうのを防ぎ、柔らかで健やかな髪の毛を保つことができます。
対処方法2: 正しいブラッシングを行う
正しいブラッシングを行うと、髪の毛の繊維を損傷しにくくなります。
適度なブラッシングと、髪の毛の繊維を痛めないブラシを使用することで、髪の毛が硬くなってしまうのを防ぎます。
髪の毛の繊維を痛めないブラシは、ナイロン製や静電気除去タイプのものがおすすめです。
対処方法3: 適切なシャンプーをする
適切なシャンプーのポイントは以下の通りです。
- 髪の毛タイプに合ったシャンプーを使用する
- 頻繁にシャンプーしすぎない
- 髪の毛を洗う前にコンディショナーで髪の毛を保護する
- 髪の毛に適度な圧力をかけて洗う
- 水をしっかりと除去する
栄養成分や保湿成分が含まれたシャンプーを使用することで、髪の毛が乾燥したり針金のように硬くなるのを予防することができます。
ヒアルロン酸やオリーブオイルなどの保湿成分を含んだシャンプーを使用したり、シャンプーと併せて保湿成分を含んだコンディショナーを使用するとより、髪の毛が硬くなるのを防ぐことができます。
対処方法4: 適切なドライヤーの使い方をする
ドライヤーやヘアアイロン、コテの熱は髪の毛が痛んだり乾燥したりといった原因になります。
適切な使い方をすることで、髪の毛が乾燥したり、針金のように硬くなってしまうのを防ぐことができます。
適切なドライヤーの使い方は以下のとおりです。
- 髪の毛に過度な熱を加えないように、熱をかける前に髪の毛をタオルドライする
- 髪の毛に熱を与える前に、ヘアミルクなどの保湿剤を塗る
- 髪の毛に過度な熱を加えないように、ドライヤーを低温設定で使用する
- 髪の毛に過度な熱を加えないように、ドライヤーを髪の毛から遠ざけて使用する
- 同じ箇所ばかりに熱を与えすぎないようにドライヤーを速く移動させる
対処方法5: 外敵要因から髪の毛を保護する
髪の毛は常に外気にさらされているため、外敵要因の影響を受けやすいです。
外的要因(紫外線や空気汚染)髪の毛を保護する方法は以下の通りです。
- 帽子やストールなどで髪の毛を保護する
- 髪の毛にヘアミルクなどの保湿剤を塗る
- 髪の毛にヘアオイルを塗って、保護する
- 定期的にトリートメントをする
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髪の毛が針金のように硬くなってしまう原因とその対処方法
髪の毛が針金のように硬くなると、見た目にもゴワつきが出て余計に気になります。
髪の毛が硬くなってしまう原因をまとめると、以下になります。
- 髪の毛の乾燥による水分量の減少
- 髪の毛に熱を当てたことによるタンパク変化
- 頭皮の過度な洗浄、禅定力の高いシャンプーの使用
- 染料や化学薬品の使用によるダメージ
- 過剰なブラッシングによる刺激や摩擦
- 空気中の乾燥により、髪の毛の繊維が硬くなる
髪の毛が針金のように硬くなってしまうのを防ぐには、以下のポイントを押さえると◎
- 定期的にトリートメントをしたり、髪の毛に保湿剤を使用する
- 髪の毛を痛めにくいブラシで、正しいブラッシングを行う
- 保湿効果のあるシャンプーやコンディショナーを使用する
- ドライヤーの熱を髪の毛に与えすぎないようにする
- 保湿剤や帽子を使用して、空気汚染から髪の毛を保護する