髪型の命とも言える前髪、つむじのせいでぱっくり割れる、浮いてしまうことにお悩みの方へ。
現役美容師さんに、前髪が割れたり浮いたりするのを抑える方法を教えてもらいました。
「つむじだけが原因」だと思い込んでいたら、そのほかにも原因があるとのこと。
対処方法も一緒に説明します。
- ヘアメイクアーティスト
- Genki@geeeeenkii
- 渋谷CALAMARIの代表。
ブリーチやカラー、似合わせカットが得意。
なぜ前髪が割れたり浮いたりするの?つむじとの関係性は?
前髪が割れたり、浮いたりしているとなかなかヘアセットが決まりませんよね。
その原因は、つむじを含めて以下の3つが考えられます。
- つむじの巻き方や毛流れ
- もともとの生えグセ
- くせ毛
それぞれについて解説します。
つむじの巻き方で前髪が割れる&浮く
前髪が割れる&浮く原因のひとつは「つむじ」。
髪の毛は基本的につむじを中心として、渦を巻くような形で生えています。
つむじの渦の巻き方は、その周りの髪にだけ影響があるのではなく、髪全体の毛流れに影響を与えます。
また、つむじは人によっては1つだけでなく、複数ある人もいます。
中には前頭部につむじがある場合もあり、こうしたケースだと渦巻くつむじの毛流れによって前髪が浮いたり割れたりします。
髪の毛の生えグセで前髪が割れる&浮く
髪の毛は、必ずしも一定の方向に生えていません。
前髪が割れる&浮く原因には、生えグセが原因であることも少なくありません。
生えグセは、毛穴(毛根)の向きによって決まります。
そのほか、以下のような習慣でも生えグセを作ってしまうことがあります。
- いつも同じところに分け目を作っている
- 髪を濡れたままで放置している
最近、前髪が割れる、浮くようになった場合はこれらが原因である可能性が高いです。
くせ毛という「髪質」が原因で、前髪が割れたり浮いたりすることも
くせのある髪質は前髪が割れる&浮く原因になることも。
ちなみに生えグセとくせ毛は似て非なるものです。
生えグセは毛穴の向きによるものですが、くせ毛とは毛髪自体がうねる状態のことです。
前髪が浮く&割れる場合にやってはいけないこと
やってはいけない&効果がないことは以下のとおり
- 縮毛矯正をかける
- パーマをかける
1.縮毛矯正をかけても生えグセは直らない
縮毛矯正をかけても、根本は矯正できません。
よって前髪のぱっくり割れや浮きを直したいときに効果的な方法とはいえません。
逆に真っ直ぐになることで扱いにくくなることがあります。
2.パーマをかける
パーマをかけて気になる部分をカールしても、やはり根本部分の生えグセを直すことは難しいでしょう。
対処方法について
前髪が割れる&浮くことで髪がまとまらない、そのお悩みの効果的な対処方法は以下の2つです。
- 髪を乾かすときに生えグセを矯正する
- スタイリング剤で馴染ませる
濡れた髪を乾かすときに、生えグセをドライヤーで矯正する
根本の生えグセは、ドライヤーのかけ方で解決できます。
生えグセを直すドライヤーのかけ方
- 髪を根本から濡らす
- 頭皮を指でこすりながら乾かす
- 根本に対して、さまざまな方向から温風を当てる
- 髪を軽く引っ張りながら熱を与える
- 最後に冷風で髪を冷やす
髪の毛は水に濡れると寝グセなども抑えることができますよね。
これは水素結合と呼ばれるものの影響です。
普段、乾いた髪は水素結合によって形が固定されていますが、濡れることでこの水素結合が緩みます。
その緩んだ状態から形づけるようにドライヤーでブローすることで、根本から生えぐせを正すことができます。
ドライヤーをする前にヘアオイルをつける
ドライヤーで髪を乾かす前にはヘアオイルを。
ヘアオイルをつけると以下のようなメリットがあります。
- 髪の毛を摩擦や熱から保護する
- 保湿し、乾燥から髪を守る
- 髪に艶が出て美髪効果がある
5,800円(税込)〜
スタイリング剤を使って抑える
浮き毛はスタイリング剤で抑えることができます。
ベタつきを抑えたヘアバームや、アホ毛直しスティックなどを使って、前髪の割れ、浮きを抑えましょう。
浮き毛を抑えるプリュムワックス
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
前髪が割れる&浮く!その原因と対処法まとめ
前髪が割れたり、浮いたりする原因は以下のとおり。
- つむじによるもの
- 生えグセによるもの
- くせ毛によるもの
対処方法は以下の2つ。
- ドライヤーのかけ方を工夫する
- スタイリングで抑える
ぜひ参考にしてみてくださいね。