「どうして髪がうねるの？」
「くせ毛と直毛では毛根の形が違うって本当？」
「毛根の形を直せばストレート毛になれる？」
このページをご覧になっている方は、こんな疑問をお持ちではありませんか？
先天的くせ毛（天然パーマ）で髪がうねるメカニズムには、髪の毛の内部構造と毛根・毛穴の形が関係しています。直毛とくせ毛ではこれらの構造が異なっているのです。
「それなら髪の毛の内部構造と毛根の形を変えることができれば、くせ毛も治すことができるんじゃない？」
そんなふうに思われがち。
ところが、毛根の形を変える方法は今のところないのが現状です。
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
先天的なくせ毛の原因は毛根、どうすれば改善できるの？
くせ毛が生じるメカニズムには、髪の毛の内部構造だけでなく毛根、毛穴の形が関係しています。
毛根とは頭皮に埋まっている髪の毛の根っこの部分。
直毛の毛根は頭皮に対して真っ直ぐですが、くせ毛の毛根は頭皮の中で曲がっていたり丸まっていたりします。
曲がった毛根から伸びた髪の毛には天然のパーマが出来るのです。
このくせ毛特有の毛根の歪みを真っ直ぐに治すことができるかというと、答えはNOです。
毛根を手術することによって、くせ毛が改善されることはない
毛根の手術は現状ありません。
髪の毛の本数は約10万本と言われており、その毛根一つ一つ手術するというのは考えただけでも気が遠くなってしまいますよね。
先天的くせ毛の原因には毛根が曲がっていることに加えて、毛穴が歪んでいることも挙げられます。
これらを治す手術はありません。
直毛の毛穴は綺麗な丸である一方、くせ毛の毛穴は楕円形。
毛穴の歪みは先天的な原因だけではなく「皮脂の詰まり」「汚れをきちんと洗い流せていない」などの後天的原因で発生することもあります。
皮脂の詰まりやスタイリング剤の洗い残しは、生活習慣やヘアケアを見直すことで改善できます。
毛穴の詰まりを防いで、健やかな頭髪を維持しましょう。
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【くせ毛改善】縮毛矯正のメリット・デメリット
毛根の形を治す方法はありませんが、髪の毛の内部構造を変える方法には縮毛矯正があります。
天然パーマでお悩みの方の中には、縮毛矯正をかけたことがある方もたくさんいるのではないでしょうか。
縮毛矯正は、髪の毛を真っ直ぐに固定する方法です。
そんな縮毛矯正のメリットは次の3つ。
- 縮毛矯正をかけた部分の髪の毛は半永久的に真っ直ぐ
- 髪の毛にツヤが出る
- スタイリングが楽になる
一方、デメリットもあります。
縮毛矯正のデメリットは次の3つ。
- 髪の毛へのダメージが大きい
- 頻繁に美容院に行かなければならず、費用と時間がかかる
- 伸びてきたところと矯正されているところの差が目立つので一度かけてしまうとやめるのが難しい
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「髪質改善とは？酸熱トリートメントと縮毛矯正、その違いと注意点を解説」
縮毛矯正をするほどではないけれど、くせ毛を扱いやすくしたい場合
縮毛矯正をかけるほどではないけれど、うねり髪を扱いやすくしたい！そんなときは酸熱トリートメントがおすすめです。
縮毛矯正は薬剤で髪内部のタンパク質結合を変えてストレートにするのに対し、酸熱トリートメントは毛髪内部に架橋をつくり、ダメージを補修するものです。
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くせ毛と毛根の関係、まとめ
直毛と生まれつきくせ毛は髪の毛の内部構造と毛根・毛穴の形が異なります。
そのため、これらを手術や何かしらの方法で矯正できれば、くせ毛は真っ直ぐになるのではないかと考えがち。
毛しかし根の形を変える方法は現状ありません。一方で、髪の内部構造を変える方法としては縮毛矯正があります。
そして自分に合ったヘアケアと髪型を見つけてくださいね。
