髪がまとまるだけでなくツヤまで出せるヘアオイルはメンズ、レディース問わずに人気のヘアケアアイテム。
毛髪診断士がダメージケア&スタイリングできる「ヘアオイル」をメンズにおすすめする理由を解説します。
みんながハマる、ヘアオイルの便利さを知ってうるつやで健やかな髪へ。
うねり髪でもナチュラルでサラサラに仕上がる、ヘアオイルを使ったスタイリングもご紹介します。
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
CONTENT
そもそもヘアオイルって?どんなヘアケアアイテム?
スタイリング剤としてだけでなく、傷んだ髪のダメージケアに使うヘアケアアイテムとしても人気のヘアオイル。
じつは整髪料として古い歴史を持っており、日本でも鬢付け油(びんづけあぶら)という名称で髪を整えるために使われていました。
レディースだけでなくメンズにも人気のあるヘアオイルは、髪に水分と油分を補給してしっとりなめらかな状態に導いてくれます。
スタイリングがぐっと楽になるヘアオイルには、傷んだ髪にうるおいを与え、髪内部から補修する成分を含むものも。
なぜヘアオイルでダメージケアができるのか、詳しく解説します。
ダメージケアの前に「そもそもなぜ髪が傷むのか」原因を知ろう
そもそも髪が傷むとはどういうことなのでしょうか?
あんまりよくわからないよ、という方のために、簡単におさらいをしておきましょう。
日常生活の外的要因で髪が傷む
髪の毛って大切にしているつもりでも、知らない間にパサパサしてくること、ありませんか?
その原因の1つに日常生活でのヘアダメージが考えられます。
日常生活で髪が傷む例
- タオルの摩擦
- ヘアアイロンの熱
- 紫外線
タ髪の毛から水気を取るのにタオルでガシガシと力をこめて擦ってしまうと髪にはダメージが加わっています。濡れた髪は、表面にあるキューティクルという髪内部を守るうろこ状の組織が開いている状態。
この組織が擦れて摩擦によるダメージを受けると、本来は髪内部にあるはずの水分やタンパク質が流れ出てしまいます。その結果、髪内部はスカスカな空洞ができてしまい乾燥してパサパサになる、これこそが傷んだ状態の髪。
ヘアアイロンの日常使いも髪が傷む原因に。高温のプレートで挟まれた髪は熱により弾性が低下し、枝毛切れ毛の原因に。
また、紫外線によっても髪は知らず知らずのうちに傷んできます。
髪の毛は爪と同じケラチンタンパクいつで出来ており、一度傷むと自己再生はできません。
放っておけばパサつきが悪化してボサボサ&まとまりにくい状態になってしまいます。
パーマやブリーチ、ヘアカラーでも髪には大きなダメージが加わる
薬剤を使った施術は髪の毛に大きなダメージを与えます。
薬剤ダメージの例
- ブリーチ
- カラー
- パーマ
美容室でパーマやブリーチ、ヘアカラーを受けた経験がある方の中には、施術後に「髪がパサパサになった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
薬剤を使って髪の組織を崩すこれらの施術は、髪へのダメージも大きいものです。
施術後は髪のダメージに合わせたヘアケアが大切です。
せっかくいい感じの髪型や髪色にても、パサパサ・ボサボサでは魅力も半減。
ホームケアを取り入れて、髪を健やかな状態に導いてあげましょうね。
洗い流さない「トリートメント」としてヘアオイルを使う
髪はダメージを受けると髪内部の水分やタンパク質が流出、空洞ができて乾燥しやすくなることが分かりましたね。
もし傷んでしまった髪にヘアオイルを使ってダメージケアをするなら、お風呂上がりの「洗い流さないトリートメントとして」使うのが効果的です。
ヘアオイルを使ったダメージケア方法
「洗い流さないトリートメント」には3つの種類があります。
- ヘアミルク
- ヘアウォーター
- ヘアオイル
ヘアオイルはテクスチャーがトロッとしており、特に傷んでしまった髪のダメージケアに最適。
油分で髪をコーティングしてあげることで過度な水分蒸発を防ぎ、毛先まで補修してなめらかな状態に導きます。
濡れた髪からタオルで優しく水気を取ったら髪の長さにに合わせた適量のヘアオイルを髪に揉み込み、コームでとかして馴染ませましょう。
その後はいつも通り、ドライヤーでブロー。
乾いた髪はとさらりとしていて、まとまりやすくなっていることに、きっと驚くことでしょう。
濡れた髪はキューティクルが開いていることから、ヘアオイルの成分も染み込みやすく、寝ている間に髪を保湿&毛髪補修してくれます。
朝目覚めても、パサつかず落ち着いた髪はヘアセットにかかる時間も大幅にカットできます。
【ヘアケアorスタイリング剤】ヘアオイルの使い方
ダメージケアのための洗い流さないトリートメントとして、またスタイリング前のベース作りにも役立つヘアオイル。
それぞれの正しい使い方と、スタイリングに使う場合はドライヤー前と後、どっちにヘアオイルをつけるのがベストなタイミングなのか解説します。
基本はこれ!洗い流さないトリートメントとしての使い方
お風呂やシャワーの後に洗い流さないトリートメントとして使う場合の手順は、以下の通りです。
- 濡れた髪からタオルで優しく水気を拭き取る
- 髪の長さや髪型に合わせ、適量のヘアオイルを髪に揉み込み馴染ませる
- ドライヤーでブローして完成
濡れた髪に使いましょう。ポイントは毛先から中間、根元に向けてヘアオイルを使うこと。
根元からつけてしまうとベタつきや重たい髪型の原因になってしまうのでご注意ください
スタイリング剤としてのヘアオイルの使い方
朝起きて、お出かけ前にヘアセットをする場合は時間がないため、乾いた髪にヘアオイルを使います。
そこでヘアオイルをドライヤーでブローする前につけるべきか、後から使うべきか人によって意見が分かれるようですが、ベストな使い方はこちら。
- 髪全体に使う半分の量のヘアオイルを髪に馴染ませる
- ドライヤーでブローしながらヘアセット
- 残り半分のヘアオイルを髪につけて完成
ドライヤー前と後、両方に半分ずつ使えば、まとまりやすい状態でさらさらの髪型作りができます、ぜひ試してみてくださいね。
ヘアオイルでスタイリングした髪「メンズ編」
ヘアオイルでスタイリングした髪型をご紹介します。
髪がうねる、そんな人でも落ち着いた仕上がりになるのが特徴です。
傷んだ髪もOK!落ち着いたセンターパート
- 髪量
- 少ない
- 普通
- 多い
- 髪質
- 柔かい
- 普通
- 硬い
- 太さ
- 細い
- 普通
- 太い
- クセ
- なし
- 少し
- 強い
- 顔型
ヘアオイルとドライヤーがあれば、ナチュラルなセンターパートが作れます。
オイルで艶を与えれば、何もつけない時よりも清潔感が出ます。
ブリーチをしたハイトーン毛先でも艶っとまとまる。
うねりに悩むならこれ!ナチュラルなストレートに
- 髪量
- 少ない
- 普通
- 多い
- 髪質
- 柔かい
- 普通
- 硬い
- 太さ
- 細い
- 普通
- 太い
- クセ
- なし
- 少し
- 強い
- 顔型
くせが出やすいダメージ毛も、サラッとストレートに。
「ヘアバームでは重くなりすぎる」
「ストレートにスタイリングしたい」
そんな時こそヘアオイルの出番。
日頃のアイロン使いで傷んだ髪もダメージケアして、広がらず潤いのある髪へ。
編集部おすすめ
5,800円(税込)〜
ダメージケアも出来るヘアオイルはメンズにおすすめ!その理由&まとめ
ヘアオイルがメンズにおすすめな理由
- 傷んだ髪を補修できる
- 乾燥する髪を保湿できる
- スタイリング剤としても使える
ヘアセットだけでなくヘアケアもできるヘアオイルは、男女問わず便利なアイテム。
ぜひ使い続けて、健やかな髪の状態を維持しましょう。
5,800円(税込)〜