梅雨や夏のじめじめした時期は湿気が多く、髪の毛がうねってスタイリングが大変。
そこで今回は、現役美容師さんに湿気で髪がうねる理由とその対策方法を教えてもらいました。
髪がうねるメカニズムを知って、うねりにくいスタイリング方法をマスターしましょう。
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
【梅雨や夏が嫌!】湿気で髪がうねるのはなぜ?図解つきで解説
なんとなく湿気が多いと髪がうねる。でも「具体的な理由まで知っている」という人は少ないのではないでしょうか。
湿気が多い日に髪の毛がうねる原因は、毛髪が空気中の水分を吸収して膨張するからです。
雨の日の湿度は80%以上になることもあり、髪の毛は湿気の影響を受けやすくなります。
湿気で髪がうねる原理「ヘアダメージ」
髪の毛傷むと、髪の毛表面にあるキューティクルがめくれ上がり、内部のタンパク質が減ってスポンジのような穴がたくさんある状態になります。図1
湿気はこの穴にどんどん染み込んでいくため、髪の毛は膨張してうねりを発生させます。
また、傷んだ髪の毛はハリとコシがない状態なので、湿気による膨張に耐えることができず、伸びやすくなってしまいます。
これを毛髪の「膨潤」といいます。
具体的には以下のような影響があります。
- 長さが1〜2%ほど伸びる
- 太さが15%ほど太くなる
- 重さが30%ほど増える
これが湿気で髪がうねる原因1つ目です。
湿気で髪がうねる原理「くせ毛によるコルテックス配置の不均一性」
髪の毛には2種類のコルテックスというタンパク質繊維が存在します。
- O-コルテックス:親水性(湿気を吸う)
- P-コルテックス:疎水性(湿気を吸わない)
直毛の場合はこの2種類のコルテックスの配置が均一であるのに対し、くせ毛は不均一に分布しています。図2
O-コルテックスは湿気を吸うと一定のところまで膨張します。
直毛の場合は綺麗な円で膨張しますが、くせ毛の場合は楕円状に膨張します。
これが湿気で髪がうねる原因2 つ目です。
湿気で髪がうねる時の対処方法について
湿気による髪のうねりを緩和する方法について解説します。
対処方法は大きく分けて2つです。
- タンパク質を補給してダメージを補修する
- 油分の多いスタイリング剤で髪をコーティングする
タンパク質を補給してダメージを補修する
髪の毛は爪と同じで、傷んでしまった部分は回復できません。
根本の部分が伸びてくるまでは、ダメージがなくなることはないのです。
このような理由から、ヘアケアアイテムを使ってタンパク質を補給してあげる必要があります。
ケラチンタンパク質&ヘマチン配合のプリュムシャンプー
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
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キューティクルの損傷部分に作用する「ヘマチン」と髪内部から流出しがちなタンパク質を補う「加水分解ケラチン(羊毛)」を配合。プリュムシャンプーが洗いながら毛髪補修できる理由です。さらに、保湿成分(マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル)を配合しているため、ノンシリコンなのにパサつかず、水分バランスが崩れがちな頭皮、毛髪のうるおいを保ちます。
ケラチンタンパク質配合&うねり髪を整えるプリュムヘアオイル
5,800円(税込)〜
3つの毛髪補修成分を配合したヘアオイル。うねり髪やダメージ毛の特性に注目した成分配合で、指どおりの良い、しっとりなめらかな髪へ。 ケラチン、シルク、コラーゲンが髪の構造を補うことで、髪のダメージを補修します。 また、浸透性と保湿効果の高い成分を配合。それでいてベタつかつかないさらりとした使い心地。合成香料、合成着色料、パラベン、アルコールフリーの無添加処方。無香料なので、場面を選ばず使用できます。
油分の多いスタイリング剤で髪をコーティングする
油分は水を弾く性質があります。よって、ヘアスタイリング後は油分で髪をコーティングしてあげることで、水分バランスを保つ(保湿する)ことができます。
パサつき解消、広がり防止に役立ちます。
雨の日に使いたいプリュムワックス
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
髪と素肌想いのスタイリングできる固形トリートメント。うねり、パサつき、広がりが気になる髪を美しくまとめます。
それはまるで「髪のファンデーション」。
無添加(合成香料、合成着色料、パラベン、アルコールフリー)ですから、小さなお子様や敏感肌でお悩みの方もお使いいただけます。