ヘアオイルには良い香りのするタイプから、匂いが苦手な方のために無香料タイプのものまであります。
今回は無香料タイプのヘアオイルの特徴、選び方について解説します。
強い香りが苦手な方や、お気に入りの香水と匂いが混ざるのを避けたい方へ、おすすめの無香料タイプのヘアオイルをご紹介します。
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
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こんなときに無香料タイプのヘアオイルはおすすめ
いつもは香りのあるヘアオイルを使っていても、状況が変わると無香料タイプのヘアオイルの方が良い場合もあります。
どんな状況だと香りがないタイプの方が良いのか、具体例をご紹介しますね。
匂いに敏感になったときは無香料タイプのヘアオイルを
- 妊娠中の悪阻(つわり)が辛い時期
- 産後の匂いに敏感な時期
- PMSで匂いにイライラしやすい時
このようなときは、化粧品やヘアケアアイテムに香りがついていると気分が悪くなってしまうこともありますよね。
無香料タイプのヘアオイルなら、そのような心配を軽減することができます。
小さなお子さんの送迎時にも
小さなお子さんは匂いに敏感。
たとえば、幼稚園や保育園の送迎、学校の面談では強い匂いのある化粧品、ヘアケアアイテムを使えなかったりしますよね。
そんなときは無香料タイプのヘアオイルを。
強いにおいが付く心配がありません。
和食のお店に行くときに!香水NGな店を選ぶ場合も無香料タイプのヘアオイルが役立つ
お寿司や割烹などでの外食をする場合、強い匂いがついているのはマナー違反とされる場合も。
なるべく匂いを抑えられる無香料タイプのヘアオイルを使って、食事を楽しみましょう。
ペットの安全を考慮したい
嗅覚が優れている猫や犬はヘアケアアイテムや、化粧品の香料にストレスを感じてしまうことがあります。
大切なネコちゃん、ワンちゃんのために無香料のヘアオイルを選ぶことも大切です。
無香料と無香性の違いとは?
そして、匂いがないヘアオイルには、無香料タイプのほかに無香性タイプのヘアオイル、この2つがあります。
似た言葉なのですが、それぞれのヘアオイルにはどんな違いがあるのでしょうか?
無香料タイプのヘアオイルの特徴
匂いをつけていないことを意味する無香料タイプのヘアオイルには全ての製品に、全く香りがないというわけではありません。
例えば、アロマオイルが含まれているものはほんのりと素材そのものの香りがする製品もあります。
とはいえ、香料が配合されているものよりも匂いは弱めで優しい香りです。
基本的に、香りづけのための香料が使用されていないものは無香料、合成香料不使用と記載されています。
- 自然な使い心地が好き
- アロマなどの優しい匂いだけで十分
- 匂いのしないヘアオイルが欲しい
そのような方におすすめです。
無香性タイプのヘアオイルの特徴
もう1つの香りがないタイプは無香性ヘアオイル。
匂いを感じさせないように作られており、原料の匂いを隠すため香料が使われていることがあります。
たとえば原料の匂いが強い場合、香料を使って強い匂いを打ち消して無香性にしています。
無香料は香料が無添加であるのに対し、無香性は香料が加えられている可能性があるものという認識を持っておくといいでしょう。
ヘアオイルの効果をおさらい
ヘアオイルには大きく分けて2つの役割があります。
1つ目はお風呂から出た後に使う洗い流さないトリートメントとしてのヘアオイル。
髪に水分と油分を補い、傷んだ髪の毛先まで補修してなめらかな状態へと導きます。
使い方もとても簡単。お風呂やシャワーの後に濡れた髪からタオルで優しく水気を拭き取り、髪の長さに合わせて適量のヘアオイルを揉み込むながら馴染ませます。
その後はいつも通りにドライヤーでブロー。それだけで仕上がった髪にはツヤとまとまりが出ます。
ヘアオイルを使うと油分で髪をコーティングするため、寝ている間にシーツや枕、髪同士が擦れて起こる摩擦から保護できます。
含まれている保湿、毛髪補修成分が寝ている間に髪を労ってくれます。翌朝もヘアオイルの効果は継続、なめらかな髪のおかげでヘアセットの時間を短縮できます。
2つ目の役割はスタイリング剤としてヘアセットのベース作り。朝のお出かけ前に髪全体に使うヘアオイルの半分を使い、髪をまとめます。
その後、ドライヤーをかけながら髪型を整えて最後に残り半分のヘアオイルで調整します。最後に毛先を指でなでてツヤを出してあげるのがポイントです。
無香料のヘアオイルの選び方
無香料タイプのヘアオイルを選ぶときに注目すべきポイントは何なのでしょうか。
自分にぴったりのヘアオイルを見つけるための正しい選び方をご紹介します。
無香料ヘアオイル選びのポイントその1、配合成分に注目する
ヘアオイルは文字通り、油分主体のヘアケアアイテムであり原料には以下の4つのいずれかが使われています。
- 植物性オイル 保湿効果が高く髪のまとまりが良い使用感
- 鉱物性オイル 髪にツヤが出て、しっとり感が長持ちする
- 動物性オイル 髪に浸透しやすく保湿&毛髪補修効果が期待できる
- シリコン ベタつきが少なくサラサラしている
このように、髪の仕上がりに少なからず違いがでます。
ヘアスタイルや自分の好みに合わせ、お気に入りのヘアオイルを見つけてくださいね。
無香料ヘアオイル選びのポイントその2、テクスチャーの違い
もう1つの無香料ヘアオイル選びのポイントは、テクスチャーの違いです。
重ためなものから軽めなものまで違いがあるので、使いやすいと感じたものを選ぶようにしましょう。
先にご紹介した4つの原料から考えると以下のようなイメージになります。
軽め | やや重め | 重め |
シリコン | 植物性オイル 動物性オイル | 鉱物性オイル |
髪が柔らかい猫っ毛タイプだと軽めのもの、毛量が多かったりくせ毛の方にはやや重めなヘアオイルがおすすめです。
プリュムヘアオイルは無香料
プリュムヘアオイルは無香料。精油なども配合していないので、匂いに敏感な方にも喜ばれています。
髪を構成しているタンパク質であるケラチン※1をはじめ、毛髪補修成分としてシルク※2やコラーゲン※3を配合。
洗い流さないトリートメントとしてだけでなく、ヘアケアのためのスタイリング剤として使うたびに髪を健やかな状態へと導きます。
5,800円(税込)〜
ダメージを受けてパサつく髪、くせ毛の髪質で髪が広がってまとまらないことにお悩みの方におすすめです。
※1イソステアロイル加水分解ケラチン(羊毛) ※2イソステアロイル加水分解シルク ※3イソステアロイル加水分解コラーゲン
使いたい!無香料のヘアオイル◎その特徴まとめ
無香料のヘアオイルはこんな時に便利。
- 匂いに敏感になったとき
- 小さなお子さんの送迎
- 香水などが使用できない飲食店
- ペットを飼っている方
無香料のヘアオイルの特徴って?
合成香料や香料が含まれていないものを無香料、合成香料不使用などといいます。ただし、精油(アロマ)が入っていると、その匂いがするものもあります。