最近、酸熱トリートメントが美容業界で大注目されています。
サロンでの施術が人気ですが、実は市販の製品でも十分に効果が得られることをご存知でしょうか?
今回は、その驚きの効果と使い方についてご紹介します。ぜひ自宅で試してみてくださいね。
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
CONTENT
市販の酸熱トリートメントの効果
市販の酸熱トリートメントは、サロンでの施術と同様に、髪のダメージを補修し、艶やかでまとまりのある美しい髪を手に入れることができます。
また、髪の内部に浸透することで、スタイリングしやすいハリとコシのある髪にする効果も期待できます。
市販の酸熱トリートメントの使い方
市販の酸熱トリートメントは簡単に使えるので、自宅でのヘアケアが楽しくなります。
使い方は以下のとおりです。
- まず、髪をシャンプーで洗い、しっかりと水気をきります
- 適量の酸熱トリートメントを手に取り、髪全体になじませます。特にダメージが気になる部分にしっかりと塗りましょう
- 3分〜5分程度放置した後、シャワーで丁寧にすすぎます
- しっかりタオルドライします
- ドライヤーでしっかりと髪を乾かします
- 仕上げにヘアアイロンで髪を伸ばします
注意点として、頻繁に使いすぎると髪が重くなることがあります。3日に1回程度の使用がおすすめです。
酸熱トリートメントで失敗することってあるの?
酸熱トリートメントは、適切に使えば美しい髪を手に入れることができます。
美容師の視点から見れば、失敗する可能性もあります。
以下に、酸熱トリートメントで失敗する原因と注意点をいくつか挙げてみました。
髪質に合った製品を選んでいない
酸熱トリートメントには様々な種類があります。
自分の髪質や悩みに合わせて選ばないと、効果が感じられない場合があります。
1回で髪質にぴったりのトリートメントを選ぶことは難しいため、いくつかのトリートメントを試してみるのが現実的です。
使用方法が正しくない
製品によっては、使用方法が異なる場合があります。指示のとおりに使わないと、髪への効果が十分に発揮されないことがあります。
使用回数が適切でない
酸熱トリートメントは、適切な頻度で使用することが大切です。
3日に1回程度が目安ですが、頻繁に使いすぎると髪が重く感じられることがあります。
髪の状態による制限
髪が極端にダメージを受けている場合や、パーマやカラーの施術直後など、髪の状態によっては、酸熱トリートメントの効果が限定的になることがあります。
市販の酸熱トリートメントを選ぶポイント
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
市販の酸熱トリートメントにはさまざまな種類があります。
選ぶポイントとしては、自分の髪質や悩みに合わせたものを選ぶことが大切です。
また、無添加やオーガニック成分配合のものを選ぶと、優しい使用感や香りによって満足度もアップしますよ。
成分から見る!お悩み別酸熱トリートメントの選び方
酸熱トリートメントの「酸」には以下の6つの種類があります。
- グリオキシル酸
- レブリン酸
- サリチル酸
- グリコール酸
- ジカルボン酸
- マレイン酸
※例外としてグリオキシル酸にはその他の酸と掛け合わせたハイブリッドタイプもあります。
市販のものを購入する前に、成分を把握しておくと、髪質に合わせた仕上がりのイメージがしやすくなるでしょう。
グリオキシル酸での酸熱トリートメントの特徴
メリット&デメリットは以下の通りです。
グリオキシル酸のメリット
- 結合強く、しっかりした仕上がり
- 弱めのくせ毛なら少し伸びる
グリオキシル酸のデメリット
- 髪が硬くなる場合がある
- 酸っぱい独特の匂いがする
- カラーが色落ちすることがある
- パーマが取れることがある
レブリン酸での酸熱トリートメントの特徴
メリット&デメリットは以下の通りです。
レブリン酸のメリット
- 結合がマイルドで髪が硬くなりにくい
- 匂いが少なめ
- カラーの色が落ちにくい
- パーマが取れにくい
レブリン酸のデメリット
- 効果を実感しにくいことがある
- くせ毛はグリオキシル酸ほどは伸びない
- もちが良くない
サリチル酸での酸熱トリートメントの特徴
メリット&デメリットは以下の通りです。
サリチル酸のメリット
- 結合がマイルドで髪が硬くなりにくい
- 匂いが少なめ
- カラーの色が落ちにくい
- パーマが取れにくい
サリチル酸のデメリット
- 効果を実感しにくいことがある
- くせ毛はほとんど伸びない
- もちが良くない
グリコール酸での酸熱トリートメントの特徴
メリット&デメリットは以下の通りです。
グリコール酸のメリット
- 結合がマイルドで髪が硬くなりにくい
グリコール酸のデメリット
- 効果を実感しにくいことがある
- くせ毛はほとんど伸びない
- カラーが色落ちすることがある
- パーマが取れることがある
ジカルボン酸での酸熱トリートメントの特徴
メリット&デメリットは以下の通りです。
ジカルボン酸のメリット
- 結合がマイルドで髪が硬くなりにくい
- 色々な場面で使えるオールマイティーな成分
ジカルボン酸のデメリット
- 効果を実感しにくいことがある
マレイン酸での酸熱トリートメントの特徴
メリット&デメリットは以下の通りです。ジカルボン酸と似ています。
マレイン酸のメリット
- 結合がマイルドで髪が硬くなりにくい
- 色々な場面で使えるオールマイティーな成分
マレイン酸のデメリット
- 効果を実感しにくいことがある
おうちでかんたん!柔らかい仕上がりが特徴の酸熱トリートメント
おうちで使いやすい、サリチル酸配合の酸熱トリートメント。硬くなりにくいので、初心者の方でも使いやすいです。
3,800円(税込)〜
市販の酸熱トリートメントで美髪を手に入れよう!驚きの効果とその使い方まとめ
サロンの酸熱トリートメントも素晴らしい効果がありますが、市販の製品でも同様の効果が期待できることが分かりました。
自宅でのヘアケアに市販の酸熱トリートメントを取り入れることで、手軽に美しい髪を手に入れることができます。
ぜひ、お気に入りの酸熱トリートメントを見つけて、艶やかで美しい髪を手に入れてくださいね。