毛先が広がって、髪の毛がうまくまとまらない。
朝、ヘアセットしたのに時間が経つにつれて毛先が広がっていく。という方も少なくないはず。
そこで今回は、毛先が広がってしまう原因と、その対処法についてを詳しく解説します！
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
毛先が広がる5つの原因について
うねりやくせで毛先が広がってしまう。雨の日や湿気が多い日は、髪の毛のボリュームや毛先の広がりが気になるという方も少なくないはず。
朝、家を出る前にしっかりスタイリングしたのに出先で毛先が広がってくると、気分も落ち込みがち。
では、毛先が広がるのはなぜか。その主な原因は以下の5つです。
- 広がりやすい髪質
- 髪の毛が乾燥している
- ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージ
- 過度なカラーリングやブリーチによるダメージ
- 天候や気候
毛先が広がる原因① 広がりやすい髪質
毛先が広がりやすいのは、主に以下に当てはまる髪質の方です。
- 髪の毛が太く、多い
- 髪の毛が細く、うねりやすい
では、なぜ上記に当てはまる髪質の方は毛先が広がりやすいのかを、詳しく解説していきます。
髪の毛が太く、多い人の毛先が広がりやすい理由
髪の毛が太く多い場合、髪の毛同士が密に集まっているため、空気が髪の毛に入りやすくなってしまいます。
空気を含んだ髪は、全体的に広がって見えがちです。
また、太くて多い髪は、水分や油分を保持しにくいため、髪の毛が乾燥しやすく、乾燥によって毛先が広がってしまいます。
髪の毛が細く、うねりやすい人の毛先が広がりやすい理由
髪の毛が細い場合、外部からの刺激や湿気をより多く受けやすくなります。
また、髪の毛が細いと、キューティクルが細かくて弱い傾向にあります。
ドライヤーなどの熱によるダメージや、過度なヘアスタイリングでキューティクルが損傷すると、髪の毛の表面が荒れやすくなるため、湿気を吸収しやすくなり、毛先が広がる原因のひとつに。
さらに、髪の毛が細いと、水分や油分を保持しにくい傾向があります。
そのため乾燥しやすく、乾燥した髪は毛先が広がりやすくなります。
毛先が広がる原因② 髪の毛が乾燥している
紫外線やドライヤーなどによる熱ダメージや、髪の内部の水分不足によって髪の毛が乾燥すると、毛先だけでなく髪の毛全体が広がる原因になります。
また、キューティクルが損傷することで、髪の毛の表面が荒れやすくなり、外部の湿気や刺激を吸収しやすくなるため、毛先が広がりやすくなります。
毛先が広がる原因③ ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージ
過度なドライヤーやヘアアイロン、コテによる熱ダメージは、髪の毛の水分を損失したり、髪の中のタンパク質を変性させてしまいます。
髪の水分が損失することで、髪の毛が乾燥し、毛先が広がりやすくなる原因に。
また、タンパク質が変性すると、髪の毛がうねりや広がりを生じやすくなります。
毛先が広がる原因④ 過度なカラーリングやブリーチによるダメージ
過度なカラーリングやブリーチは髪の毛が傷みやすく、毛先が広がる原因のひとつに。
また、過度なカラーリングやブリーチは、髪の表面を覆っているキューティクルを開くことがあります。
キューティクルが開くと、髪の内部が外部からの刺激にさらされ、水分や栄養素が失われることで髪の毛が乾燥し、毛先が広がりやすくなります。
さらに、カラーリングやブリーチによって髪のpHバランスが変化する場合も。
髪のpHバランスが乱れると、髪の毛の柔軟性が低下するため、毛先が硬くなることで、毛先が広がりやすくなります。
毛先が広がる原因⑤ 天候や気候
キューティクルが開きやすい細い髪の毛や、ダメージ、パサつきのある髪の毛は、湿気や水分を吸収しやすいため、水分コントロールがうまくいかず、毛先が広がる原因に。
そのため、ボリュームのある人はスタイリング剤を使用しても毛先がうまくまとまらない。
うねりやすい人は、ヘアアイロンを通したのに時間が経つにつれて毛先がうねって広がってしまう。といったことが起こることがあります。
毛先が広がるのを抑える５つの方法
では、毛先が広がるのを抑えるには何をしたら良いのか。
以下の5つの方法について、詳しく解説していきます！
- 適切なヘアカットを行う
- ドライヤーの使い方を工夫する
- 適切な保湿ケアを心がける
- インバスケアを見直す
- スタイリング剤で毛先が広がるのを抑える
毛先が広がるのを抑える方法① 適切なヘアカットを行う
髪の毛を適切な長さにカットすることで、毛先の広がりを抑えることができます。
毛量が多くて毛先が広がってしまう方は、全体のバランスをみて髪の毛をすくことをおすすめします◎
毛量が少ない、髪の毛が細い人の場合は、毛先がやや重ためになるようにカットすることで、毛先がうねりにくく、広がりにくくなります。
毛先が広がるのを抑える方法② ドライヤーの使い方を工夫する
髪の毛は毛先が乾きやすく、根元が乾きにくい性質にあります。
ドライヤーの熱風を長時間当てたり、同じ箇所に当て続けると、髪の水分が奪われたり、キューティクルを損傷してしまう原因に。
適切な温度、当て方を意識するだけで、髪の熱ダメージを抑えることができるため、熱ダメージによる毛先の広がりを軽減する効果が期待できます◎
毛先が広がるのを抑える、おすすめのドライヤーの使い方は以下をあわせてご覧ください。
また、ドライヤーを当てる前にヘアオイルを髪の毛全体に馴染ませておくことで、髪の毛が乾燥しすぎるのを防いでくれるでおすすめです◎
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うねり髪やダメージ毛の特性に注目した成分配合で、指どおりの良い、しっとりなめらかな髪へ導いてくれるヘアオイル。
3つの毛髪補修成分を配合しているため、髪のダメージを補修してくれる効果が期待できます。
ベタつかず、サラッとした使い心地で、無香料なので、どんなシーンでも使いやすいところがおすすめ。
毛先が広がるのを抑える方法③ 適切な保湿ケアを心がける
毛先が広がるのを抑えるためには、髪の毛の乾燥を防ぐ必要があります。
適切な保湿ケアを行うことで、髪の毛の乾燥を防ぐことができるため、毛先が乾燥して広がってしまうといったお悩みを緩和する効果が期待できます。
シャンプー後にコンディショナーやトリートメントをしっかりと髪の毛になじませる際に、目の粗いコームやスカルプブラシを使って、毛先を中心に髪の毛全体に広げてあげるのがポイント◎
また、定期的にヘアマスクやオイルトリートメントを使用するのもおすすめ。
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毛先が広がるのを抑える方法④ インバスケアを見直す
インバスケアとは、シャンプーによる髪の洗浄だけでなく、トリートメントなどの保湿ケアのことも指します。
シャンプーに含まれる洗浄成分によって、髪の毛から水分が奪われることで髪が乾燥することで、毛先が広がりやすくなります。
保湿成分や、タンパク質を多く含んだシャンプーやトリートメントを使用することで、髪の水分を保持しやすくなり、乾燥しづらくなるため、毛先の広がりを抑える効果が期待できます◎
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毛先が広がるのを抑える方法⑤ スタイリング剤で毛先が広がるのを抑える
毛先が広がるのを抑えるのに、ヘアオイルやヘアバームなどのテクスチャが重ためのスタイリング剤を使用するのもおすすめ。
ヘアオイルは、毛先が広がるのを抑えてくれるのと同時にツヤ感や束感がでますが、キープ力は弱め。
ヘアバームやヘアワックスなどのスタイリング剤は キープ力が強いため、くせが強い方や髪のボリュームが多い方におすすめです。
ヘアワックスを使ったスタイリング方法
- ヘアメイクアーティスト
- Rikapi@rikapi_22
- 透明感カラー、艶髪が人気な原宿・新百合ヶ丘のスタイリスト。
ミニボブだからできるヘアアレンジをSNSで配信。
ヘアワックスやヘアバームは特にショートやボブの方、毛量の多い方におすすめのスタイリング剤です。
毛先から中心になじませていくことでベタつかずにキレイにまとめることができます。
プリュムワックスは、しっとりツヤ感のあるまとまりに仕上がります
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髪と素肌想いのスタイリングできる固形トリートメント。
しっとりツヤ感のあるまとまりに仕上がりつつ、うねり、パサつき、広がりを抑えてくれるヘアワックス。
無香料で、いつでもどこでもシーンを気にせず使えます。
プリュムデュールは、固めずにスタイルキープできるヘアワックス
（ヘアバーム ハード）60g
3,900円(税込)〜
プリュムワックスをベースにキープ力を加えたジェンダーレスなオーガニックワックス。
うねりやパサつき、広がりで気になる髪の毛を固めず、なめらかにスタイリング。
こちらも無香料なので、どんなシーンでも使いやすくなっています。
ヘアオイルを使ったスタイリング方法
- ヘアメイクアーティスト
- 彩夏@yiye_ayaka
- ショート&ボブスタイルの圧倒的支持を得る、表参道のアシスタント。
ボブアレンジをInstagramで紹介。
ヘアオイルは髪が細い人や長い人、髪のくせやうねりが少ない人におすすめ。
油なので、量をつけすぎるとベタついて見えてしまう場合もあるため、ヘアオイルを付ける際は、毛先の内側から付けるようにすると、毛先が広がるのを抑えてくれつつ、ツヤ感も生まれます。
