「ショートから伸ばしかけの髪がボサボサでまとまらない」
「ボブにしたくて伸ばしかけだけど、毛先がはねるのをなんとかしたい」
このようなお悩みありませんか?
伸ばしかけの髪でも、毎日キレイな状態で過ごしたいですよね。
今回は美容師が、伸ばしかけの髪がボサボサになる原因、キレイに伸ばすためのカット方法や注意点を徹底解説。
伸ばしかけの髪におすすめのヘアケア方法もご紹介します。
ショートから伸ばしかけの髪がボサボサでまとまらない、その原因は?
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
ショートから伸ばしかけの髪がボサボサになってしまったり、広がってまとまらない方へ。
その原因のひとつに「カット」にあります。
実は、ショートに合わせたレイヤーや毛先をすくカットが施されたままになっていると、快適に髪を伸ばすことができないのです。
実例をご紹介しながら、解説していきましょう。
ショートから伸ばしかけの髪、カットでまとまらない4つの理由と対処法
ショートから伸ばしかけの髪がまとまらなくなってしまう理由は、大きく分けて以下の4つ。
- 毛先を軽くしすぎている
- ショート時のデザインのままである
- 毛先が首や肩に当たってはねる
- 伸ばしにくい髪型になっている
ショートヘアの場合には、基本的に軽さを出すことで「動き」や「立体感」を出しやすくカットすることがほとんどです。
しかし、髪を伸ばそうとするなら、カットで「まとまりやすい毛先」に整えてあげる必要があります。
毛先が不揃いだと、伸ばしかけの髪がきれいにまとまりません。
このように、ショートにした際に「すいて軽くしすぎた毛先」をほんの少しだけ重めにカット。
一度まとまるようにカットしたら、その後は3か月に1回程度のペースでカットすれば大丈夫です。
ショートから髪を伸ばしたい場合には、あまり高い頻度でカットしない方が良いでしょう。
髪の毛は1か月に1センチほどしか伸びません。
そのため「伸ばしかけの髪がまとまらないから」という理由で、毎月美容院でしっかり目にカットしてしまうといつまで経っても髪が伸ばせません。
たとえば、こちらのヘアスタイルは肩上で「はねる長さ」ですが、全体のバランスを見て段やレイヤーを上手く使ってカットしています。毛量が少なくて潰れやすい髪質の場合、重めにカットすると髪型が綺麗に見えません。
このように、ショートから髪を伸ばすときには「髪質や状態に合わせたカット」がとっても重要です。
正しく整えてあげれば、数か月くらい美容院に行かなくても「伸ばしかけの髪」がボサボサになることはありません。
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ショートヘアからボブにするときの注意点
少し髪が伸びてきて、ショートヘアからボブにするときには、注意点があります。それは、ショートのときに作ったレイヤー部分に厚みを出していくこと。
外側の髪(アウトライン)との差を、徐々に縮めていく必要があるからです。
高い位置にレイヤーが入っていると、伸ばしかけの状態で広がりやすくなるため、少しずつ髪型のシルエットを変化させていきましょう。
このように、ショートから徐々にデザインを修正していくことによって、少し丸みのある「ボブ」らしいシルエットに伸ばすことができます。
鋭角だった外側のシルエットに自然な丸みを付けてあげると良いです。ショートから髪を伸ばしたいときには、その下準備として髪をカットで整えることが大事です。
そこから快適に伸ばしていきましょうね。
はねる髪、ボサボサ髪を抑えるヘアケア&スタイリング方法
ショートから伸ばしかけの髪がボサボサになってしまうときには、カットで対処することが基本です。
しかし、正しくカットしても「髪質のせいで広がってしまう」「どうしても毛先がはねる」という方もいるでしょう。
くせ毛の方は、特にその傾向が強いかもしれません。
こんな方は、毎日のヘアケアとスタイリングを見直すことが効果的な解決策。
実際にどのようなヘアケア&スタイリングをすればいいのか、具体的にご紹介していきましょう。
伸ばしかけスタイルはヘアバームでまとめる!
例えばショートヘアからボブへと髪を伸ばす途中、特に髪がパサパサと乾燥してまとまらなくなると、スタイリングが難しく感じますよね。
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ショートから伸ばしかけの髪に!おうちでもできる、おすすめのヘアケア方法
伸ばしかけで「ボサボサ感」や「まとまりのにくさ」が目立つ場合には、ヘアオイルでの補修ケアがおすすめ。
- シャンプー&トリートメント後、しっかりタオルドライ
- クシで髪を整える
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伸ばしかけのショートヘアがまとまらない原因と対処まとめ
今回は、ショートから伸ばしかけの髪がボサボサになる原因と、快適に伸ばすためのカット方法や注意点を解説してきました。
伸ばしかけの髪がボサボサになるのは、ベースとなるカットに問題があることも。
ショートスタイルのときに作ったレイヤーのある毛先の軽さは、そのままにしてはいけません。
髪質や毛量に合わせたカットで、少しでもまとまりやすい状態を「下準備」を。
また、伸ばしかけのときにはまとまりを重視したスタイリングで、ヘアスタイルの移行期を乗り切りましょう。
「ショートヘアからのイメチェン期間」を快適に過ごしましょうね。