枝毛や切れ毛が多くなると、全体的にボサボサとした印象になります。
このページでは枝毛・切れ毛でボサボサになってしまった髪の改善方法についてご紹介します。
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
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髪には自己再生能力がないことを知る
髪に枝毛や切れ毛が出てしまうのは髪へのダメージが原因です。
ダメージを受けた髪は、肌のように自然に治ることがありません。
よって、ヘアダメージは毛先にいけばいくほど蓄積されていきます。
枝毛・切れ毛になるとそこから裂けてくる
枝毛や切れ毛は髪の先から徐々に裂けていきます。
これを裂毛といいます。
傷んでしまった髪というのは表面を覆うキューティクルが開いたり、浮き上がったりした状態。
毛髪密度も下がっているため、ハリとコシがなくなり、髪が途中で切れたり裂けたりする原因になってしいます。
髪に切れ毛や枝毛が見えてきたら、それは髪からあなたへのダメージを受けていることを伝えるためのサイン。
できるだけ早めにカットしてあげることが大切です。
枝毛や切れ毛対策に!毛先のカットって効果あるの?
すでにできてしまった枝毛や切れ毛のボサボサを直したい場合は、毛先のカットがおすすめです。
枝毛の本数が少ないならセルフカットでも構いません。
よく切れるハサミを使って、1本1本丁寧に切ってあげましょう。
しかし、すでに全体的にボサボサ状態になっているときは、美容室でカットをお願いした方がキレイな仕上がりになります。
毛先カットはサロンにお願いするのがいい理由
美容師が使うハサミはとても切れ味がいいものです。
髪の毛の断面を潰さず、綺麗に切れるため、カット後は枝毛や切れ毛を予防することができます。
時間があればサルフカットは避けて、できるだけサロンでカットしてもらいましょう。
切れ毛や枝毛には、毎日のヘアケアが効果的
切れ毛や枝毛を補修するには、トリートメントが効果的です。
とはいえ、頻度よくサロンに通うのはなかなか難しいですよね。
そんなときは、おうちでヘアケアしましょう。
自宅でも簡単にできるヘアケアは以下のとおりです。
- ケラチントリートメントを使う
- 酸熱トリートメントをする
- アウトバストリートメントを使う
- 保湿できるスタイリング剤を使う
ケラチントリートメントを使う
ダメージヘア用のトリートメントは、保湿力、ダメージ補修力がある製品です。
その中で、髪の毛を作っているタンパク質「ケラチン」でダメージを補修できるトリートメントがあります。
枝毛や切れ毛ができている髪はたくさんのケラチンが失われています。
それらを補給することで、指通りの良い髪になります。
サロン生まれのケラチン配合シャンプー&トリートメント
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
浸透力を向上させるために低分子化した加水分解ケラチンを配合した、ダメージケアできるサロンシャンプー。
関連記事 プリュムシャンプー・トリートメント|ケラチン&ヘマチン配合で髪悩みにアプローチ
酸熱トリートメントを使う
酸熱トリートメントが枝毛や切れ毛の予防に効果的な理由は、髪の内部と表面のダメージを補修し、髪のハリとコシをアップする働きがあるためです。
そして、髪の表面を覆うキューティクルは、髪を保護し、外部からのダメージを防ぐ役割を果たしています。
酸熱トリートメントは、このキューティクルを補修し、髪の表面を滑らかに整えることで、摩擦や摩耗によるダメージを軽減します。
これにより、枝毛や切れ毛の発生リスクが低減されます。
サロンで話題の酸熱トリートメントですが、おうちでできる「ヘアマスクタイプ」のもがあります。
いつものトリートメントに代えて3日に1回の使用でOKです。
ヘアマスクタイプの酸熱トリートメント
3,800円(税込)〜
酸熱トリートメントは、酸成分が配合されたトリートメント剤とアイロンの熱でダメージを補修するヘアケア技術。
おうちで酸熱ケアするなら、ヘアマスクタイプのものがおすすめです。
3日に1回、普段のコンディショナーやトリートメントに置き換えて使うだけ。
関連記事【PLUME HAIR CARE】プリュムヘアケアおうちで酸熱トリートメント「ストレートヘアマスク」の魅力と効果的な使い方
アウトバストリートメントを使う
枝毛&切れ毛でボサボサになってしまう場合は、インバスケアだけでなく、アウトバスケアも取り入れると良いでしょう。
- インバスバスケア=お風呂の中のトリートメント
- アウトバスケア=お風呂の外で使うトリートメント
たとえば、ヘアミルク、ヘアオイルなどがあります。
枝毛&切れ毛予防に!毛髪補修できるヘアオイル
5,800円(税込)〜
3つの毛髪補修成分が含まれた、ダメージヘアにぴったりな濃厚ヘアオイル。
関連記事 プリュムヘアオイル|うねり髪の構造に着目した成分処方
スタイリングで目立たなくする
パサつき髪もしっとり潤してスタイリング
できてしまった枝毛や切れ毛の対策として、ヘアスタイリング剤で目立たなくするのも効果的です。
トリートメントに比べて、目に見えて効果がわかりやすいので、すぐに対処したい人におすすめです。
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
関連記事 プリュムワックス|髪のうねりやパサつき悩みを、ひと塗りで解消
枝毛&切れ毛を作らない髪の伸ばし方
髪の毛は、たった1センチ伸ばすだけでも1か月かかります。
「髪を伸ばしている」とか「やっと今の長さまで伸ばせた」という方は、ほんの数センチでも毛先を切りたくないですよね。
しかし、年月をかけて頑張って伸ばしても、髪が傷んでしまうのはあっという間。
そのため、髪を綺麗に伸ばすには「切れ毛や枝毛の原因」を少しでも排除することが大切です。
枝毛・切れ毛につながる物理的ダメージ
枝毛や切れ毛の多くは、物理的なダメージによって生じます。
物理的なダメージというのは、以下のようなものです。
- ドライヤーの熱
- コテやアイロンを高温使用
- 雑なブラッシング
ドライヤーの熱に注意
ドライヤーの熱は、一部に」集中して当てるとヘアダメージの原因になります。
髪を傷めないためにも、風向口を髪の毛から20cm離す、乾きにくい頭皮から乾かすことを意識しましょう。
コテやアイロンの熱
ストレートアイロンやコテを使ってセットしている方も注意。
高温のアイロンやコテは髪にダメージを与えてしまいます。
熱変性を起こした髪の毛は、キューティクルが傷み「枝毛」や「切れ毛」ができやすくなります。
たえば、設定温度を180度にしたアイロンはストレート持ちがいい分、髪へのダメージが大きくなってしまいます。
- 150度程度の低温で時間をかけてスタイリング
- 180度の高温で手早くスタイリング
これら2つは美容師の意見も分かれるところですが、ヘアアイロンの扱いに慣れていない場合は、普段使うヘアアイロンの温度、150度にすることをおすすめします。
まずは150度からスタートし、慣れてきたら徐々に温度を上げていくのが良いでしょう。
雑なブラッシング
髪の絡まりを無理にほどこうとするブラッシングも、切れ毛や枝毛の原因になります。
髪をとかす際は、根本から毛先まで一気に通さないことが大事。
このように、毛先、中間、根本に分けて丁寧にとかすことで、枝毛や切れ毛を防ぐことができます。
ブラッシングだけでなく、シャンプー時にも髪の毛に無理な力を加えないよう注意しましょうね。
枝毛・切れ毛につながる化学的ダメージ
薬剤ダメージは物理的ダメージよりも深刻な状況を招くことがあります。
- ブリーチ
- カラー
- パーマ
- 縮毛矯正
これらの薬剤は、毛髪内部からダメージを与えてしまいます。
よって、切れ毛や枝毛ができやすくなるのです。
ハイトーンカラーやデジタルパーマ、縮毛矯正などの「髪に負担が大きい施術」は最小限に抑えましょう。
枝毛・切れ毛でボサボサ!そんな毛先にお悩みの方へ
髪の毛は爪と同じケラチンタンパク出来ていることから、自然治癒することがありません。
枝毛、切れ毛ができてしまった時は以下の対応がおすすめです。
- 毛先をカットする
- ダメージケアできるトリートメントを使う
- アウトバストリートメントを取り入れる
- スタイリング剤で目立たなくする
ぜひ参考にしてみてくださいね。