仕上げに吹きかけるだけで簡単に使えるスタイリング剤。
風が吹く日でも、巻き髪やふんわり前髪をキープしてくれる優れもの。
この記事でははヘアスプレーについて&使ったときのメリット・デメリットについて解説します。
さまざまあるヘアスプレーの中から、自分に合ったヘアスプレーを見つけましょう。
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
ヘアスプレーってそもそもどんなもの?
ヘアスプレーは、お出かけ前のヘアセットの最後に髪に吹きかけてヘアスタイルをキープさせるためのヘアケアアイテムです。
ジェルやムース、ワックスとは違い、直接髪に吹きかけるだけなので手を洗わなくてOK!
スタイリング剤として使うヘアスプレーだけでなく、ダメージを受けてパサつく髪にツヤを与えるグロスタイプのスプレーもあるため、目的によって選ぶヘアスプレーも変わります。
男女問わずヘアセットの最後の決め手になるヘアスプレー!
簡単に使えるメリットがある反面、仕上げた後の手直しが難しいデメリットもあります。
自分の髪の状態やヘアスタイルに合うヘアスプレーを見つけて、おしゃれな髪型作りに役立てましょう。
髪型を固める&スタイルキープするヘアスプレー
髪に吹きつけてヘアスタイルを固めてキープするヘアスプレーを選ぶ場合は、どんな髪型に仕上げるかを考えて選ぶようにしましょう。
しっかり髪型を固めるならハードタイプ、ナチュラルなふんわり感を出すならアレンジタイプのヘアスプレーを選びます。
ハードタイプはパリッとしやすいため、風の強い日や、雨の日、部分的に使用するときにおすすめです。
巻き髪キープや全体のスタイルキープ、日常使いならナチュラルタイプがおすすめ。
スタイリングのためのヘアスプレーを使うときは、髪から20cm程度離れたところから円を描くように吹きかけます。
髪から近い距離でヘアスプレーを吹きかけると部分的に固まりやすくなってしまい、ムラが出てくるのでご注意ください。
髪が柔らかく細い軟毛タイプでトップにボリュームを出してふんわりさせたいなら、ヘアスプレーを吹き続けるのではなく髪を持ち上げ、何度かに分けて吹きかけるようにしましょう。
髪型作りで重要な前髪にヘアスプレーを使うときは、おでこにかからないように軽く振りながら使い、細かなニュアンスを出したい場合はヘアスプレーを指先にやコームに吹き付けて、髪をなでるように使うと良いです。
傷んだ髪におすすめ!ツヤを出すヘアスプレーを使う
グロスタイプのヘアスプレーは傷んで髪がパサつきが出てしまったときや、艶がなくなってしまった髪におすすめ。
髪にツヤを出しつつ、サラサラと質感に仕上がるのが特徴です。
そのほか、グロスタイプのヘアスプレーを選ぶときは配合されている成分に注目しましょう。
保湿成分や、ダメージ補修ができる成分が含まれているものもあり、スタイリング剤としてもヘアケアアイテムとしても使えるものがあります。
知っておきたいポイントとしては、ツヤ出しタイプのヘアスプレーはスタイルキープ力は弱めです。基本的に髪を固めるものではないため、髪型をキープしたい場合には向いていません。
艶をだしつつ、束感をだしたり、スタイルキープをしたい時はヘアバームを加えると良いでしょう。
髪の量に合わせてヘアバームを適量手に取り、体温で溶かしながら髪全体に揉み込んで髪型を作ります。
ヘアバームは髪型を固めるのではなく、ナチュラルなヘアスタイルに仕上げるためのスタイリング剤です。
強い風などで髪型が崩れても、手ぐしで簡単に直せるメリットがあります。ヘアセットが終わったら最後にツヤ出しヘアスプレーを吹き付けて完了です。
ヘアスプレーでヘアセット!巻き髪&ニュアンスヘア
ゴールドのインナーカラーが可愛いセミロング。
毛先をコテ巻きしたらヘアスプレーでスタイルキープ。
前髪のパラパラ感は、ヘアバームを毛先に馴染ませて束感をつくったあとにスプレーをコームで撫でるよにつけます。
ハイライトが入った立体感のあるヘアスタイル。
固まりにくいナチュラルなヘアスプレーでふんわり感を維持しながらスタイルをキープするのがコツ!
前髪と毛先を内巻きにしたボブ。
黒髪に艶を与えてよりクールな印象を。
グロススプレーで艶をだすとよりクールな印象になります。
ヘアスプレーの特徴&使い方まとめ
ヘアスプレーについて解説しました。もう一度要点をまとめましょう。
ヘアスプレーは用途によって2つに分かれます。
- ヘアスタイルキープ用のヘアスプレー
- 髪に艶を出すヘアグロス用のヘアスプレー
スタイルキープ用のヘアスプレーは髪型をしっかり固定することができます。一方、ヘアグロスはパサついた髪でも艶を出して綺麗に見せることができます。
それぞれの特徴を押さえて、使用目的に合わせて選んでみてくださいね。