髪を乾かす時に気をつけたいのが「オーバードライ」。
何気なく使っているドライヤーですが、使い方が間違っていると知らず知らずのうちに過乾燥”オーバドライ”になっているかも?
今回はそんなオーバードライの原因と対策について美容師&毛髪診断士が解説します。
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オーバードライって何?どんな影響があるの?
- ヘアメイクアーティスト
- Shin@shinqn
- PEPPU TOKYOの創立メンバー。
創造性豊かなカラーリング、デザインカットで一躍人気の美容師に。
オーバードライとは、ドライヤーを使って髪を乾かすときに水分を飛ばしすぎて乾燥させすぎてしまうことをいいます。
髪の毛は適度な水分を含むことで、しっとりとしたしなやかな状態を保っています。
それでは、ドライヤーで髪を乾かし過ぎてしまうことで起きる「オーバードライ」になると髪はどうなってしまうのでしょうか?
オーバードライになると髪にパサつきが出る
水分が失われた髪は乾燥し、パサパサになります。
ドライヤーを使うと髪がパサついて困るという方がいらっしゃいますが、原因はオーバードライです。
髪をドライヤーで乾かすときは、髪を触ってサラサラになるまでではなく、毛先がしっとりしているくらいで止めるようにしましょう。
やっちゃいがちなオーバードライ
オーバードライを引き起こす、やってしまいがちな間違った髪の乾かし方をしていないか、確認しましょう。
まず、お風呂から出て濡れた髪をタオルで「乾かして」いませんか?できるだけ早く乾かそうと、力を込めてタオルでガシガシとしっかり擦るように乾かすのはNGです。
濡れた髪の表面では、本来、硬く閉じて髪内部を守るキューティクルと呼ばれるウロコ状の組織が開いてしまっています。
この状態だとキューティクルは傷みやすく、タオルや髪同士が擦れて起こる摩擦でダメージを受け、さらに髪内部から水分やタンパク質が流出し、傷んでしまいます。
タオルドライしたあとに使うドライヤーは、正しい使い方が出来ていますか?
髪からの距離が近すぎたり、同じ場所にずっと温風をあて続けていればオーバードライの原因になります。
次は正しいタオルドライと、ドライヤーの使い方をご紹介します。
オーバードライを防ぐ方法
- ヘアメイクアーティスト
- Genki@geeeeenkii
- 渋谷CALAMARIの代表。
ブリーチやカラー、似合わせカットが得意。
乾燥してパサつく髪はまとまりにくくヘアセットも大変です。
オーバードライを防ぐための正しいタオルドライ、ドライヤーのかけ方をご紹介します。
髪を傷めないように、優しくタオルドライ
髪を優しくタオルで包み、ゆっくりと抑えるように水気を取ります。ぽんぽんと軽く叩いてもOKです。
タオルドライの目安は、髪にくしを通して水滴が出ない程度まで行います。
ブラッシングして髪をといたら、ドライヤーでブローします。
毛先が乾燥しすぎないように根元から乾かす
濡れている頭髪、一番乾きにくいのは髪の根元です。
すなわち、根元から徐々にドライヤーで乾かしていくことで毛先のオーバードライを防ぐことができます。
そしてドライヤーを使う際は、髪から20cm程度離し、ドライヤーの首を振るように髪全体に温風を当てていきます。
同じ場所に温風が集中しないように注意しながらブローしましょう。
毛先が少ししっとりするくらいまで乾かして完了です。
パサパサになるまでドライヤーをかけてオーバードライにならないように気を付けてくださいね。
オーバードライ予防に使いたいヘアケアアイテム
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
オーバードライを防ぐにはタオルやドライヤーの使い方だけでなく、ヘアケアアイテムを使うことも有効です。
髪を乾かすためにおすすめなヘアケアアイテム2選をご紹介します。
ドライヤーの熱を利用してダメージを補修するヘアマスク
3,800円(税込)〜
サロンで使われる酸熱トリートメント成分「サリチル酸(保湿)」を配合。うねりや広がりの原因となるダメージを毛髪を内部から補修します。
さらに熱に反応して毛髪補修できるγ-ドコサラクトン、メドウフォーム-δ-ラクトンがアイロンやドライヤーの熱に反応。
乾かすだけでも毛髪を芯から補修し、うねりを整え、ハリとコシを与えます。
ヘアオイルをつけてから乾かす
5,800円(税込)〜
ドライヤーでブローする前、すなわちタオルドライが終わったあとにおすすめしたいのが洗い流さないトリートメント。
そのなかでも、使いやすいのはヘアオイルです。
ヘアオイルを使うと油分が髪をコーティングし、髪内部に水分と油分を補います。
さらに毛先まで補修してしっとりとまとまりの良い状態に。
指通りが良くなり、髪にツヤも出せますよ。
使い方も簡単。タオルドライ後に髪の量に合わせたヘアオイルを適量手に取り、揉み込むように髪に馴染ませるだけです。
ヘアオイルを馴染ませてからドライヤーでブローすると、オーバードライになりにくく、しっとりとした仕上がりに。
翌朝もヘアオイルの効果は続き、まとまりの良い状態が続くのでヘアセットにかかる時間も短縮できるのでおすすめです。
オーバードライ髪になったら?改善方法について
実はすでにオーバードライになってしまった髪をどうしたら良いかお悩みの方へ。
パサパサになった髪に必要なのは保湿、それから傷んでしまっているなら毛髪補修も欠かせません。
オーバードライになった髪の2つの改善方法をご紹介します。
ヘアトリートメントでダメージ補修
髪がパサつくようになったら、ヘアトリートメントを取り入れてみましょう。
ちょっとした自分へのご褒美に、サロントリートメントはいかが?
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
1,980円(税込)〜
オーバードライが原因で傷んでしまった髪のためにはケラチントリートメントでうるおいに満ちた髪へ
シャンプーやトリートメントは毎日、お風呂で使う最も身近なヘアケアアイテムです。
簡単に続けられるヘアケア方法で健やかな髪を目指しましょう。
アウトバストリートメントも活用してみて
ふんわり軽い仕上がりにしたいならヘアミルクやヘアクリーム、しっとりまとまりのある髪を目指すならヘアオイルを洗い流さないトリートメントとして活用しましょう。
オーバードライでパサパサの髪がしっとりしなやかな手触りに変えられるだけでなく、翌日のヘアセットがぐっと楽になる便利なヘアケアアイテムです。
オーバードライとは?髪の毛先の乾燥を防ぐ方法まとめ
オーバードライとは、ドライヤーのかけすぎや間違った髪の乾かし方によって引き起こされる「髪の過乾燥状態」。
オーバードライになった髪はパサつきが発生し、まとまりやツヤが失われてしまいます。
よかれとおももってしっかりと毛先を乾かしていたはずが、ヘアダメージに繋がっていた、なんてことも少なくありません。
それではオーバードライを防ぐ方法をおさらいしましょう。
- ドライヤーをかける時は毛先からではなく根元から。
- ドライヤーは髪から20cm離して、先端を振るように
- 一箇所に集中的に温風を当てない
- 熱すぎない、風量が多いドライヤーを使う
- マイナスイオン発生(髪の保湿目的)ドライヤーを使う
- 髪を乾かす前はヘアオイルをつける
9,800円(税込)〜
5,800円 (税込)