朝、きちんと髪の毛を整えてから家を出たはずなのに、気がついたらアホ毛が出てる…なんてことはありませんか?
アホ毛が出ていると、せっかくのおしゃれも台無しになった気分になりますよね。
「そもそも、なんでアホ毛が出てくるの?」
「アホ毛がでないようにするにはどうしたらいいの?」
「外出先でアホ毛が気になった際に、何を使ってアホ毛を直すのがいいんだろう?」
今回は、アホ毛が出やすくなる原因やアホ毛を予防するためのヘアケア&アホ毛止めにおすすめのアイテムについてご紹介していきます!
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
アホ毛はなぜ出てくるの?その原因とは
まず、アホ毛がでてくる原因は以下の3つが挙げられます。
- 成長過程の短い髪の毛が立ってしまう
- 髪の毛や頭皮が乾燥していたり、ダメージを受けている
- 産後のホルモンバランスの乱れによる髪質変化
アホ毛が出てくる原因1:成長過程の短い髪の毛が出てくる
髪の毛には「毛周期」があり、一定のサイクルで髪の毛が生え変わります。
新しく生えてきた髪の毛は短いため、他の髪になじまず、どうしても飛び出しやすくなります。
この短い髪の毛が飛び出すと、厄介なアホ毛になり、髪の毛がボサボサに見えるといった印象も与えがちです。
短い毛も成長すれば、いずれは落ち着いて飛び出さなくなりますが、短いうちはヘアケアアイテムでアホ毛を抑えると良いと思います。
アホ毛が出てくる原因2:乾燥やダメージによる、切れ毛や静電気によるもの
髪の毛がダメージを受けると髪の毛が途中で切れて、「切れ毛」となります。この切れ毛もアホ毛の原因となります。
髪の毛がダメージを受けてしまう原因はさまざまですが、以下が挙げられます。
- シャンプーをするときに、髪の毛をゴシゴシこするように強く洗っている
- 髪の毛を結ぶことが多い
- 無理なブラッシングをしてしまっている
- ドライヤーやヘアアイロンを高温で使い過ぎている
- カラーやパーマなどによるヘアダメージ
- ちゃんと髪の毛を乾かさずに、濡れたまま寝てしまう
髪の毛がダメージを受けると、髪の毛の主成分である「たんぱく質」が流出して髪の毛自体が脆くなるため、切れ毛になりやすくなります。
また、髪の毛や頭皮が乾燥していると、静電気で短い毛が浮き上がるため、アホ毛がさらに目立つことに。
静電気は髪の毛や頭皮が乾燥しているのが原因であるほかに、「室内の乾燥」や「静電気を生じる素材の生地の洋服を着ている」といったことも原因になります。
アホ毛が出てくる原因3:産後の髪質変化
産後は、女性ホルモンである「エストロゲン」が急激に減少するといわれています。
エストロゲンが減少するとホルモンバランスが乱れることから、髪の毛が抜けやすくなります。
同時に、新しく生えてきた髪の毛は短いため、他の髪になじまずアホ毛として出てくることが多いです。
産後の女性がアホ毛に悩まされている原因の1つとして、産後のエストロゲンの減少によるホルモンバランスの乱れが考えられます。
この場合、月経の再開により、元の髪質に戻っていきます。おおよそ1年くらいで落ち着くことが多いです。
アホ毛を止めるには?便利なヘアケアアイテム
おうちを出る前や、外出時にできるアホ毛を抑える方法をご紹介します。
下記を参考に、自分にあったアホ毛を抑える方法を試してみてくださいね。
対策1:ヘアスプレーを使ってアホ毛を止める
アホ毛を抑えるのにヘアスプレーを使う場合、直接髪の毛に吹きかけると髪の毛がバリバリになってしまう可能性が。
コームやヘアブラシにヘアスプレーを吹きかけて髪の毛をとかすようにすると、ヘアスプレーのかけ過ぎを防げるためおすすめです。
ヘアスプレーを使ったアホ毛止めの手順
- ヘアスプレーをコームやヘアブラシにふきかける。
- アホ毛を優しく抑えるようなイメージで丁寧にクシでとかす。
手ぐしをすると元通りに戻ってしまう可能性があるため、クシでとかした後はアホ毛を抑えた部分を触らないようにすることをおすすめします。
対策2:ヘアワックスやヘアバームなどのスタイリング剤でアホ毛を止める
短い毛が生えてきたばかりだと、アホ毛となって飛び出してきがち。
また、髪の毛が傷んでいる人は、キューティクルが開いているのが原因で髪の毛の水分が蒸発しやすくなっています。
そのため、髪の毛のクセやうねりが目立ちやすくなるため、水分の出入りを防ぐためにも油分のあるヘアケアアイテムを使用して髪の毛の表面をコーティングしてあげることをおすすめします。
ヘアワックスやヘアバームを使ったアホ毛止めの手順
- ヘアワックスやヘアバームを手のひらにとる
- 手のひらに乗せたヘアワックスやヘアバームを手のひら全体に伸ばす
- アホ毛の気になるところを抑えるように撫でるように付ける
ヘアワックスやヘアバームはつけすぎると、ベタついているように見えてしまうため、つけすぎには注意。
量を取りすぎたと感じた場合は、髪の毛の内側に一旦つけて、手のひらに残った量でアホ毛を抑えるとつけすぎずに済むためおすすめです。
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(ヘアバーム ハード)60g
3,900円(税込)〜
対策3:ヘアオイルでアホ毛を止める
ヘアオイルには、髪を柔らかくする作用や、保湿作用がある成分が含まれているものが多くあります。
とくに乾燥して硬くなった短い髪を抑えたい場合はへアオイルを使用することをおすすめします。
柔軟作用や保湿作用があるとされている成分は以下になります。
- シアバター
- アボカドオイル
- マカデミアナッツオイル
- アルガンオイル
- ひまわり油
- 椿油
など
ヘアオイルを使ったアホ毛止めの手順
- ヘアオイルを手のひらに乗せる
- ヘアオイルを手のひら全体に伸ばす
- アホ毛の気になるところの根元から毛先にかけてヘアオイルを塗る
ヘアオイルは毛先だけにつけがちですが、アホ毛の気になるところの根元から塗ってあげることで髪の毛全体の広がりも抑えてくれるので、おすすめです。
しっとり潤う!アホ毛止めに役立つヘアオイル
5,800円(税込)〜
対策4:スティックタイプやマスカラのアホ毛止めを使用する
最近、人気なのがスティックタイプのワックスやマスカラタイプのワックスです。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
スティックタイプのアホ毛止め
スティックタイプのワックスは髪に直接つけると、パリッと固めずにアホ毛やおくれ毛をしっかりと抑えてくれます。
また、スティックタイプなので手を汚さずに使えます。
油分ベースなので、仕上がりは少し重めになります。毛量が多めの方におすすめです。
朝のヘアセットの際にアホ毛が出るのを抑える目的で使う方が多く、髪の毛を結ぶときにスティックタイプのワックスを使うとべたつかずにまとまるためおすすめです。
マスカラタイプのアホ毛止め
最近、とくに人気なのはマスカラタイプのスタイリング剤です。
メイクで使う「マスカラ」に見た目が似ており、髪の毛に塗るブラシ部分は通常のマスカラよりも大きめで、塗りやすいのが特徴です。
水とポリマーがベースでできているため、つけた時は液体ですが、乾くとホールド力が高まります。
マスカラタイプのスタイリング剤は、持ち運びに便利なコンパクトサイズのものが多いため、以下のいずれかに当てはまる場合は使ってみるのも良いかと思います。
- 外出時にアホ毛を抑えたい
- 前髪の毛流れをキープしたい
- おくれ毛に束感を出したい
マスカラタイプのスタイリング剤は、外出時に出てきてしまったアホ毛を抑える目的で使う方が多いです。外出時に鏡を見た際、「アホ毛が気になるから抑えたい」という方はポーチに入れて持ち運ぶことをおすすめします。
2,500円(税込)〜
アホ毛を出にくくするには?予防法についてご紹介
「アホ毛が出てくるのを予防したい」
それには、アホ毛の原因となる髪のダメージや切れ毛を防ぐことが大事。
アホ毛を出にくくする対策をご紹介します!
予防法1:シャンプーとトリートメントでアホ毛を予防する
髪の毛のダメージや切れ毛を防ぐためには、髪の毛の保湿ケアを重視することをおすすめします。
以下のいずれかに当てはまる場合は、普段より保湿力の高いシャンプー・トリートメントを試してみると良いかもしれません。
- 湿気の多い季節は髪の毛がうねる
- 髪の毛が乾燥していて、アホ毛が出る
- ヘアカラーやパーマによるダメージで切れ毛があり、短い毛がアホ毛となって出てくる
予防法2:シャンプーのやり方を見直す
間違ったシャンプー方法で髪の毛に摩擦ダメージを与えてしまったり、必要なうるおいが損なわれてしまうと、頭皮や髪の毛が乾燥してかえってアホ毛が目立ってしまうことも。
正しいシャンプーのやり方で、アホ毛を予防しましょう!
正しいシャンプーの手順
- やさしく髪の毛全体をブラッシングする
- ぬるま湯ですすいで予洗いし、頭皮の汚れを浮かせる
- シャンプーをしっかり泡立てる
- 地肌をマッサージするように優しく洗う
- 髪の毛は泡でなでるように優しく洗う
- シャンプーをしっかり洗い流す
- トリートメントを頭皮に付けないように、毛先から塗布する
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
アホ毛を抑えてスタイリングをきれいに保とう!
アホ毛が出てくる原因をまとめると以下のとおり。
- 成長過程の短い髪の毛やダメージで切れ毛になってしまった髪の毛が飛び出る
- 髪の毛や頭皮が乾燥していることにより、静電気が発生してアホ毛が目立つ
- 産後のホルモンバランス
- ヘアカラーやブリーチ、パーマなどによるダメージ
「朝、せっかくスタイリングしたのにアホ毛が出てしまった」という方は、今回ご紹介したアホ毛を抑えるヘアケアアイテムの中から自分に合いそうだなと思うものを試してみてください!
またシャンプーのやり方を見直したり、髪の毛と頭皮の保湿ケアを意識したりといった根本的なケアを行うことで、アホ毛の出る量を抑えることもできるため、「アホ毛が出るのが気になる」という方は、普段のヘアケアにアホ毛予防を取り入れてみてくださいね。