「最近、なんだか縮毛矯正が効かない気がする」
「強めにかけても毛先がはねたり、うねりが出るのはなぜ?」
このようなお悩みや疑問ありませんか?
縮毛矯正が効かないのは、美容院の施術方法に問題があるわけではないのです。
年齢髪や傷みなど、髪のコンディションが原因かも。
そこで今回は、縮毛矯正が効かない理由とその解決策を解説。
くせ毛さんにおすすめのヘアケアやスタイリング剤もあわせてご紹介します。
縮毛矯正が効かないのはなぜ?その3つの理由
縮毛矯正が効かない理由は、大きく分けて以下の3つ。
- 縮毛矯正が効きにくい髪質
- 年齢による髪質変化
- 長年の縮毛矯正で蓄積した髪の傷み
まずは、これらについて詳しく解説しましょう。
縮毛矯正が効きにくい髪質
「縮毛矯正が効かない」と感じる場合、髪質が原因かもしれません。
とくに以下のような髪質の方は、縮毛矯正をかけても髪のうねりや広がりが気になってしまうケースがあります。
- くせ毛のうねりが強い
- 1本1本の髪が太い
- 髪の毛が硬い、剛毛
上記のような髪質は、内部に薬剤が浸透・定着しにくいため、思ったようなストレート髪にならないことも。
最近では、髪に優しい縮毛矯正や、ダメージレス縮毛矯正などと呼ばれる施術が増えています。
しかし、これらは基本的に「弱い薬剤を使った縮毛矯正」です。
うねりが強すぎるくせ毛さんや、髪の毛が太い場合には、理想の仕上がりにならないこともあります。
また、縮毛矯正をかけたのに、地毛が少し伸びてきただけで髪全体の「うねり」が目立ちやすいのも、くせが強い方や剛毛さんに多くみられます。
ただし、効かないからといって重ねて「縮毛矯正」を強くかけてしまうのはNG。
必要以上に強くかけてしまうと、不自然な仕上がりになることも。
また、強い薬剤は髪にも大きなダメージを与えるため注意が必要です。
年齢による髪質変化で縮毛矯正が効かない
40代前後から「縮毛矯正が効かなくなってきた」と感じはじめたら、それは年齢による髪質変化が原因。
女性は、ホルモンバランスの影響で急激に髪質が変わります。
- パサパサして広がる
- まとまりが悪い
- 毛先が乾燥する
- 手触りがゴワゴワする
これらはエイジング毛の特徴です。
参考記事 エイジング毛がうねうねする原因|酸熱トリートメントで髪の芯からケアしよう
縮毛矯正は、髪の形状をストレートに近づける施術であって、髪質自体を変えるものではありません。
年齢のせいで変わってしまった髪質は、どんなに縮毛矯正をしても直すことはできません。
髪がまっすぐになったとしても、まとまらない髪の毛に悩まされてしまうのです。
むしろ、縮毛矯正によって髪が傷むことで「エイジング毛の弱点」が強く出てしまうケースも。
これらの理由で、美容院によっては「髪の年齢」に合わせた強さの縮毛矯正を施す場合があります。
髪年齢が上がるにつれて、縮毛矯正でのダメージや失敗のリスクが高まるため「弱い薬剤」を使用するのです。
その結果「うねりが残ってしまう」とか「ツヤツヤのストレートにならない」など、縮毛矯正が効かない現象が起こります。
長年の縮毛矯正で蓄積した髪の傷み
くせ毛は、髪の構造上とっても傷みやすい髪質。
主に、髪の内部に空洞が多く存在することが理由です。
縮毛矯正は美容院のメニューのなかでも、一番ダメージが強い施術。
傷まない縮毛矯正はありません。
長年にわたって縮毛矯正を繰り返していると、髪には確実にダメージが蓄積していきます。
髪の毛の内部がスカスカになってしまい、さらに表面のキューティクルも大きく損傷してしまうのです。
傷みすぎた髪の毛は、縮毛矯正に限らずカラーやパーマなどの薬剤の効きが悪くなる傾向があります。
また、髪のツヤがまとまりが低下するため「縮毛矯正をしたのに、髪がキレイに見えない」と感じるようになるのです。
縮毛矯正が効かない髪になったら「くせ毛を活かすショート」に挑戦
「縮毛矯正をしても効かないけど、おしゃれな髪型にしたい」
「くせ毛があっても、まとまるヘアスタイルにしたい」
このような方には、くせ毛を活かすショートがおすすめです。
中途半端に髪がうねったり毛先がはねるせいで、毎日結んで過ごしているのはもったいない。
このような場合は、ショートやショートボブにカットすることで、本来の髪質を最大限に活かしながら「垢抜けヘア」を目指すことができます。
効かない縮毛矯正から卒業しよう!カット実例
ショートやショートボブといった髪型は「縮毛矯正をやめたい」と思っている女性にもおすすめ。
実際に、縮毛矯正が効かなくなって「これからは地毛のくせ毛を活かした髪型にしたい」とご来店されたお客様をご紹介します。
以下の女性は、長年縮毛矯正をかけていましたが、以前よりも効かなくなってきたとのこと。
そこで、本来のうねりや生えグセを見極めて「動き」として活かすカット。
トップにふんわり感を出すことで、無理にストレートに抑えていたロングヘアよりも若々しくおしゃれな髪型に。
こちらの女性も、強めの縮毛矯正をかけたのに「毛先」だけに不自然なストレート感が残り、髪型が広がってしまうとお悩みでした。
年齢を重ねるごとに、髪のパサつきも目立つようになり「まとまる髪型にしたい」とのご希望。
思い切ってショートにすることで、髪の質感まで美しくなったように見えます。
元のくせ毛をそのまま毛流れに活かしているため、毎朝のセットも簡単です。
上のお客様は硬くて太い髪質。
そのため、縮毛矯正をしても思うような効果がなく「髪の傷み」ばかり増えていることに悩んでいらっしゃいました。
いつも半年に1回のペースで縮毛矯正をかけていたようです。
レイヤーをバランスよく使い、毛束感のあるショートにしたことで、女性らしい丸みのあるシルエットが完成。
無理にストレートを目指すよりも、ずっと魅力的な髪型をつくることができました。
使用したスタイリング剤
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
プリュムヘアオイル&プリュムワックスで扱いやすい髪へ
「地毛のくせ毛と縮毛矯正した髪がうまく馴染まない」
「根元から膨らんで、パサパサの毛先が不自然に見えてしまう」
縮毛矯正が効かないからといって施術を中止すると、このようなお悩みが出てくる方がほとんど。
正直、ここで心が折れてしまう方が非常に多いのです。
しかし、再び縮毛矯正をかけてしまっては、今日までの努力が無駄になってしまいます。
このような方には、プリュムヘアオイルとプリュムワックスを使ったヘアケア&スタイリングがおすすめ!
くせ毛さんのためのプリュムヘアオイル
5,800円(税込)〜
くせ毛のためのプリュムワックス
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
くせ毛という髪質は、もともとデリケート。
さらに、縮毛矯正をした部分には「傷み」や「乾燥」が生じやすいため、内部からの毛髪補修ケアが欠かせません。
美容師開発のプリュムヘアオイルは、縮毛矯正で受けた髪のダメージをじっくり補修ケア!
補修成分であるケラチン、シルクが髪の内部に浸透しながら、まとまりやすい美髪へと導きます。
↑カットしてプリュムヘアオイルをつけた状態
また、スタイリングには保湿成分の配合れた「プリュムワックス」がおすすめ。
乾燥しやすいくせ毛や、縮毛矯正でキューティクルが傷んだ髪も、しっかり保湿コーティングしてくれるワックスです。
プリュムワックスが髪表面に優しい油膜をつくることで、内部の水分やうるおい成分の流出を予防。
ゴワつきやすい髪質や、湿気や汗で広がってしまう「くせ毛さん」こそ、保湿スタイリングが必須です。
このようにホームケアを見直すことで、快適に縮毛矯正をやめることもできます。
9,300円(税込)〜
ショート×ホームケアで縮毛矯正に頼らない髪を目指そう
今回は、縮毛矯正が効かない理由とその解決策を美容師視点で解説してきました。
「縮毛矯正が効かなくなった」と感じたら、それは髪の毛が悲鳴を上げているサインかもしれません。
また、縮毛矯正は髪の形状をまっすぐにするだけであって、髪質を改善するものではないということ。
傷みや年齢による髪質変化で「パサパサ感」「広がり」「まとまりの悪さ」を感じているなら、美容院での施術を繰り返すのではなくホームケアの見直しがおすすめ。
ヘアオイルでの補修ケアや、ワックスを使った保湿スタイリングを取り入れて、縮毛矯正に頼らない美髪を目指してみてはいかがでしょうか。
9,300円(税込)〜