最近、髪がパサパサしてまとまりにくくなったと感じること、ありませんか?
それは髪からの危険信号。
いわゆる乾燥毛になっている可能性があります。
今回は美容師さんに乾燥毛になってしまう理由について聞きました。
トリートメントとヘアオイルを使った改善方法もご紹介します。
いつものヘアケアに一手間加えることで、普段のトリートメントの効果を実感しやすくなりますよ。
髪にパサつきを感じるようになった方に、おすすめのコンテンツです。
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なぜ髪はパサパサの乾燥毛になってしまうの?その3つの原因
髪の毛が乾燥してパサパサになってしまう「乾燥毛」。
その原因は大きく分けて以下の3つが考えられます。
- 髪への薬剤ダメージ
- 加齢による髪質変化
- 間違った髪の扱い方
各項目それぞれ詳しく説明するので該当するものをチェックしてみましょう。
1.薬剤ダメージ:ブリーチ、ヘアカラー、パーマによるダメージの蓄積で乾燥毛に
薬剤ダメージは乾燥毛に直結する要因の1つです。
とくにブリーチはメラニン色素を脱色するため、ダメージも大きな施術。
アルカリの薬剤により損傷した毛髪は、内部の水分や油分が流出してぱさついた状態に。
髪の毛は肌とは違い、爪と同じようにケラチンタンパク質で構成されています。
そのため一度傷んでしまうと自己再生ができません。
薬剤ダメージが原因でパサパサの乾燥毛になってしまった髪は毛先をカットするか、トリートメントで本来必要な水分やタンパク質を補給する必要があります。
2.加齢による髪質変化:30代後半から40代にかけては注意
30代後半に入って、髪のパサつきを強く感じるようになったのであれば、それは髪質変化が原因の可能性が高いです。
女性の身体の中では30代後半から40代にかけてエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が減少。
これによって髪のハリやコシが失われ、徐々に細く弱くなることでダメージよって髪が傷みやすくなり、乾燥毛にもなりやすくなります。[1]
30代後半以降に髪のパサつきが目立つようになった方は、年齢に合わせたヘアケアを。
3.間違った髪の扱い方:物理的ダメージが乾燥毛の原因に
髪の毛は想像以上にデリケートなもの。
普段のヘアケア方法や髪の扱い方にはぜひ気をつけたいもの。
以下のリストに該当する項目はありませんか?
- 髪を乾かさずに寝てしまう
- タオルで髪を拭くときにゴシゴシ擦っている
- ドライヤーのかけすぎ(過乾燥、オーバードライ)
- アイロンやコテの設定温度を180℃以上で使っている
知らず知らずのうちに髪を傷めている可能性もあります。
乾燥毛にはこれ!トリートメントでダメージ補修しながら潤そう
- ヘアメイクアーティスト
- 斎藤 渓@loreminatomirai
- 横浜みなとみらいで有名な髪質改善サロン「ロア-LORE-」のオーナー。
パサパサになった乾燥毛を改善するためには、以下の3つのポイントを抑えて効果的なヘアケアを。
- 不足している内部のうるおいを補給
- 流出または破壊された髪内部のタンパク質の補修
- キューティクルの保護
おうちでサロンケア!ヘアマスクタイプの酸熱トリートメント
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
酸熱トリートメントは、酸の力で髪をうるおし、ヘアアイロンの熱でキューティクルを整えることのできるサロン施術です。
サロンで人気の酸熱トリートメント成分(サリチル酸)を配合したヘアマスク。
トリートメントの代わりに使うだけなので、おうちで簡単にヘアケアできます。
酸熱トリートメント成分配合のストレートヘアマスク
3,800円(税込)〜
乾燥毛に保湿とダメージ補修を!おうちでトリートメントのポイント
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
保湿、毛髪補修ができるトリートメントを使用することで、「キューティクルの乱れを整える」「毛髪内部のコルテックスの補修」ができます。
髪の毛の表面のキューティクルが整うと、滑らかな質感になり、毛髪内部が補修されると艶やかな見え方に。
リンスは静電気の防止を目的としているのに対し、トリートメントは上記の通り毛髪内部の補修まですることができます。
トリートメントをつけたらホットタオルを巻いて3分待つ
髪の毛全体にたっぷりとトリートメントを塗布したら、ホットタオルを巻いて3分待ちましょう。
トリートメントをつけた後にホットタオルを巻くと以下のような効果があります。
- 湿度を保つことで、髪の表面のキューティクルが開いた状態となり、トリートメントがより浸透しやすくなる
- 温めることで頭皮血行が良くなる
- リラックス効果がある
編集部セレクト、おうちで毛髪補修を
4,900円 (税込)
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8,980円 (税込)
洗い流さないトリートメントでしっかり乾燥対策&保湿を
お風呂上がりの濡れた髪の毛はとてもデリケート。
乾燥を防ぐために、タオルドライ(タオルで水気を拭き取ること)した後はヘアオイルを髪の毛全体に馴染ませましょう。
ドライヤーは頭皮、根元から乾かすように
髪をドライヤーで乾かす時は、根元から。毛先は乾きやすく、根元や頭皮は乾きにくいからです。
毛先ばかりにお温風を当ててしまうと過乾燥、オーバードライになってしまうので注意しましょう。
また、ドライヤーの風は上から下にかけることで、キューティクルを整えることができます。
編集部セレクト、ドライヤー前に使いたいヘアオイル
5,800円(税込)〜
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4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
乾燥毛はトリートメント、ヘアオイルの組み合わせで対策を
パサつきやすい乾燥毛にはトリートメントを。
トリートメントには髪の毛表面の乱れたキューティクルを整え、毛髪内部を補修する作用があります。
とくにパーマやブリーチ、ヘアカラーをしている方、普段からヘアアイロンを使用する方はダメージが蓄積して乾燥しやすい髪になっていることも。
まずはインバストリートメント(お風呂の中で使うトリートメント)で毛髪補修をしつつ、それでも乾燥が気になる場合はアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を使用して髪を保湿しましょう。
参考文献
[1]女 性 頭 髪 の 加 齢 変 化 中 村 雅 子 日本皮膚科学会大阪地方会