「自分の髪質や容姿に自信がなくて、美容室ではすごく緊張してしまう」
「あがり症でも緊張しない方法があったら、もっと美容室を楽しめるのに…」
このような不安から、美容室で緊張しない方法を探していませんか?
おしゃれな髪型にしてもらうため、せっかくお金と時間をかけて美容室に行っても「緊張して、どっと疲れてしまう」なんて勿体ないですよね。
でも、もう心配しなくても大丈夫!
美容室に行くのが苦手で「緊張しない方法」を探しているのは、あなただけではありません。
美容師だって、初めての美容院に行くときには緊張するものです。
しかし、ちょっとした考え方や心の準備の方法を見直すだけで、今より美容室で緊張しないあなたに変わることは可能!
苦手な美容院で緊張しないために心がけること、そして「できるだけ緊張しないための方法」を美容師のリアルな視点からお話します。
はじめての美容室は誰でも緊張する
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
美容室に対して苦手意識を持っていると、大げさではなく以下のような身体症状が出てしまう人もいます。
- 緊張して震える
- 吐き気が襲ってくる
- 緊張して汗が止まらなくなる
また、上記以外にも美容室で緊張するせいで、以下のような障害や問題が出てくるケースも多いでしょう。
- 美容師さんとうまく話せない
- オーダー方法が上手にできない
- 緊張するせいで理想の髪型を伝えられない
- 美容室に行くと毎回疲れ果ててしまう
せっかく「キレイになりたい」とか「カッコよくなりたい」と美容室に行くのに、緊張してしまうせいでいつも希望していた髪型にならない。
この記事を読んでくださっている方は、このようなお悩みを抱えているはず。
はじめて行く美容院は誰でも緊張するものです。
また、ロングからショートなどに髪の毛をバッサリ切るときも、美容室で緊張しない人はいないでしょう。
どんな美容室なのか、どのような美容師さんなのか、カット方法や技術はしっかりしているのかなど、考え出したらキリがないものです。
美容室に行く前から「不安」が大きくなってしまうと、正直「もう色々考えるのもめんどくさいし、緊張するくらいなら自分でカットしてしまおうか」と思ってしまうことも。
しかし、みなさんは美容師ではないので「美容室に行かず、自分で毎回髪を切る」なんて方法は現実的ではありませんよね。
だからこそ、この記事では美容室が苦手な方のために、少しでも緊張しないための方法をお伝えしようと思ったのです。
考えれば考えるほど緊張するもの
美容室では、どうしても担当美容師さんとの会話や最低限のコミュニケーションが必要となります。
特に、心配性や真面目できちんとしている性格の方ほど「美容室でどう振舞えば失礼がないかな」と考えすぎてしまうもの。
あらかじめ美容院のホームページやブログを見たり、Yahoo知恵袋で「美容室で緊張しない方法」を見たりなどのイメトレをして、緊張しないために事前の努力をしていませんか?
ところが、いろいろと想像しながら考えるほど、美容室に行く前から緊張してしまうという悪循環に陥ります。
そもそも「何を話したらいいの?」とか「美容師さんとどんな世間話をすればいいんだろう」と気にしたり、不安になったりする必要はないのです。
美容室で必須となる会話は、髪型オーダーに関する内容だけ。
極端な話、それ以外の世間話は全然しなくても大丈夫。静かに黙って雑誌を読んだり、スマホで自由にゲームをしたりしていても問題ありません。
話すことが苦手な方は、美容室を予約するときや、美容師さんとのファーストコンタクトのときに「実は話すのがとても苦手なんです」と正直に打ち明けてしまうのがベストな方法。
最近では、美容院のネット予約の際に「備考欄」へ会話の有無の要望を記入できる便利なシステムもあります。
「美容師さんに直接言いにくい」という方は、ぜひこの方法を活用してみてくださいね。
美容院において、美容師さんとの会話や相槌、笑顔をつくることが苦痛に感じるのであれば、無理をしなくてもOK!
そもそもお客様が、美容院で余計なストレスや緊張を感じる必要なんか一切ないのです。
美容室で緊張しないようにするにはどうすれば良い?
ここでは「どうしたら美容室で緊張しないの?」「いつも髪型オーダーがうまくできなくて、美容室で緊張してしまう」そんなあなたへ。
美容室で緊張しない方法をアドバイスします。
美容室が苦手な方でも、緊張しない方法は以下の2つ。
- 通いなれた美容室へ行く、信頼できる美容師さんに頼む
- 美容師さんに簡単に伝えられるよう、髪型オーダーの準備をしておく
これらの方法について詳しく解説する前に、ひとつだけお話しておきたいことがあります。
美容室に行くのが緊張してしまう女性や男性の多くは、美容室へ行くときの服装やメイク、持ち物などにも悩んでしまう傾向があります。
「ダサいお客さんが来たと思われたくない」とか、美容師さんはみんなおしゃれだから普段通りの恰好だと恥ずかしい…など。
- 普段よりもいいモノを身につけないとダメ
- 美容院に行くときはキレイ系のファッションをしないといけない
- 時間をかけて、丁寧なメイク方法をしないと恥ずかしいかも
このような不安を考えすぎてしまい、美容院へ行く前からさらに緊張する女性や男性も多いでしょう。
しかし、美容室に行くときは普段通りのあなたで大丈夫。
むしろ、いつも通りの服装やメイクのまま美容室に行った方が、毎日のファッションに合う髪型やデザインに仕上げてもらえる可能性が高まるのでオススメ。
美容師さんは、あなたの髪質もしっかり見極めてカット方法やヘアデザインを決めていきます。
それと同時に「どんな服装なのか」「メイク方法はしっかりめ?ナチュラル?」などのさまざまな部分もチェックして、あなたに似合う髪型を作り上げてくれるのです。
緊張するからといって、無理に背伸びしたファッションやメイク方法で美容院に行ってしまうと、本来の好みやテイストが正確に読み取れないことも。
とはいえ「リラックスして緊張しないために…」と、部屋着やジャージなどのあまりラフすぎる服装で美容室に行くのはおすすめしません。
- ダサい客だと思われたくない
- 肌が汚いと思われたくない
- メイクが下手だと思われたくない
こんなことまで考えてしまうあなたへ、あくまでも「いつものあなた」を意識して、美容室へ行くときの服装やメイクを決めてくださいね。
また、やってみたい髪型が決まっているのであれば「なりたい自分」や「イメチェンした理想の自分」をイメージした服装やメイクで美容室に行くのも良いでしょう。
「変わりたい」「自分を変えるんだ」と思っている場合は、これまで通りではなく理想の髪型に合うファッションで美容院へ行くことをおすすめします。
その方が、担当した美容師さんも「あなたにピッタリの髪型デザイン」や「カット方法」を提案してくれるはずですよ。
会話や雰囲気を探るよりも髪を任せられる美容師へ
この記事の前半でもお話しましたが、美容室で絶対に必要な会話は「髪型オーダー」に関することだけです。
ヘアスタイルに関わる内容以外は、無理をして話す必要もないですし、緊張してまでコミュニケーションをとらなくても大丈夫!
だからこそ、美容室や美容院選びの際には「会話をどうしようか」とか「雰囲気が悪くならないように、美容師さんとうまくしゃべらなくちゃ」なんて考える必要はありません。
一番大切なのは、あなたの髪を安心して任せられる美容師さんを見つけること。
もちろん、初めて行く美容院であれば「どんな雰囲気なのかな?」と色々考えてしまい「緊張しないようにしよう」と意識しても、多かれ少なかれ緊張するのが当然です。
平然と鏡の前に座っているように見える他のお客様も、みんな多少なりとも美容室にいるときは緊張しているもの。
ただ「やっぱり他の人よりも、あがり症で緊張しないのが無理」とか「はじめましての美容師さんだと、緊張して気疲れしてしまう」という人は、できるだけ毎回同じ美容室に通うことをおすすめします。
気心知れた美容師さんの方が、初めて行く美容院よりも圧倒的に緊張しないはずです。
それでも「どうしても美容室で緊張する」といった不安をお持ちの方は、ひとりで美容院に行くのではなく誰かと一緒に美容室へ行くことをおすすめします。
中学生や高校生などの学生さんであれば、家族や兄弟姉妹、お母さんと一緒に行くのもおすすめの方法です。
また「美容師さんとの会話が緊張してしまう」という場合には、担当の美容師さんとの相性があまりよくないケースもあります。
あなたと同じように、美容師さんもひとりの人間。
相性がいい人間同士であれば、不思議とリラックスできて緊張しないことも多いです。
特に「異性の美容師さんとは話しにくい」「男性にシャンプーされるのが、すごく緊張する」という場合など、美容師さんが男性か女性かでも、あなたの「緊張しないレベル」が変わることも。
「なんとなく同性の美容師さんの方が緊張しないで過ごせるな」と感じている場合は、予約の際に女性の美容師さんを指名するのも、美容室で緊張しない方法のひとつです。
また、表参道や都内のおしゃれな美容室に入るのが苦手であれば、最寄り駅や近所のアットホームな美容室で髪を切ってもらうのも緊張しないためには良い方法でしょう。
じつは「考えすぎ」!希望をしっかり伝えることが大切
「美容室っておしゃれだから、毎回緊張してしまう」とか「ダサい客だと思われていたらどうしよう」とか。
カットやパーマ、カラーで美容院に行くときには、頭のなかで色々と考えてしまう方も多いですよね。
しかし、美容師の視点からみると「それは考えすぎ」だとハッキリいえます。
もちろん、お客様の髪質や状態、ダメージ具合などは美容師としてしっかり拝見させていただきますが、それ以外の容姿やファッション、社交性、性格などに対して「ダサい」とか「めんどくさいお客さまだな」なんて一切思いません。
だから、あれこれ不安を抱えず、過度に緊張しないで安心して美容室にご来店いただきたいと思っています。
大事なことなので何度も繰り返しますが、美容室でなにより大切なのは「なりたい髪型を正確にオーダーすること」です。
「緊張するせいで、いつも上手にオーダーできない」という女性は、なりたい髪型を美容師さんに伝えるための準備をしておくのも、美容室で緊張しない方法のひとつ。
ヘアスタイルを言葉で伝えるのが苦手な人は、理想の髪型写真や画像を用意しておきましょう。
口頭でオーダー内容を伝える方法よりも、百聞は一見に如かず!
ヘアスタイルの写真を美容師さんに見せてしまう方が、間違いや失敗が起こりにくいのでおすすめです。
「美容師さんと何を話したらいいのかな?」とか「うまく受け答えができるか不安」なんてことで頭の中をいっぱいにして美容室へ行くよりも、画像や写真をいっぱい用意していった方が、圧倒的に理想の髪型を再現してもらえる確率が上がります。
そもそも、美容院はあなたのヘアスタイルを可愛く、かっこよくしてもらうために行く場所。
髪の毛に関すること以外は、とくに準備しなくても、緊張しないで上手くやる方法を考えなくてもまったく問題ありません。
「美容室で緊張するせいで、いつも思い通りの髪型にならない」なんて人は、なりたい髪型の写真はもちろんのこと「されたら絶対に嫌な髪型」の写真も準備しておくのがおすすめ。
- この長さまでは切りたくない
- こんなデザインのヘアスタイルは好きじゃない
- カラーはここまで明るされたら嫌だ
上記のような「避けたいヘアスタイル」も写真で見せる方法をとれば、オーダーミスを予防することにもつながります。
また「伝え方が上手にできるか不安」なんて余計な緊張もしなくて済むため、美容室で緊張しがちな方はぜひ「写真を使ったオーダー方法」を取り入れてみてくださいね。
せっかく美容室に行くのに緊張しないようにするためのまとめ
今回は「どうしても美容室で緊張してしまう」という男女にむけて、現役美容師からのリアルな視点で「緊張しない方法」をご紹介してきました。
初めて行く美容院や、はじめての美容師さんだと誰でも緊張するのが普通です。
とはいえ「ドキドキしすぎて、いつも思い通りのヘアスタイルにならない」なんて場合には、できるだけ会話をしないで済むように準備しておくことが大事。
口頭でオーダーを伝えるのではなく、なりたい髪型の写真を何枚か準備してから美容室へ行くようにしましょう。
また、あらかじめ「会話は最小限にしたいです」と伝えてしまうのも、美容室で緊張しないおすすめの方法。
そもそも美容室では、あなたの髪型オーダーさえ正確に伝われば、その他のコミュニケーションはしなくても問題ないのです。
ぜひ、今後は気軽な気持ちであなたが美容院へ足を運べるようになれば嬉しいです。