ヘアスタイルをする際に、髪の毛が硬くてなかなかいうことをきいてくれない。
そんな硬い髪の人におすすめな、おうちでできる髪の毛を柔らかくする方法をご紹介します。
また、髪の毛が硬くなってしまう原因もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
髪の毛が硬い人の特徴
まず、髪の毛が硬い人の特徴は以下のとおりです。
- 髪の毛が太く、多い
- 髪の毛が広がりやすい
- ヘアスタイル時にまとまりにくい
- 遺伝により、髪の毛が太い
硬い髪というのは、髪の一本一本が太い髪のことを指します。
髪はキューティクルに包まれたコルテックスとメデュラで構成されており、キューティクルは髪の太さ・硬さに影響するとされています。
キューティクルは何層にもなって髪の毛を覆い、髪の毛のダメージを防ぐ役割を持っており、キューティクルの層が多ければ多いほど、髪の毛が太く、硬くなるといわれています。
また、キューティクルの厚さは生まれ持ったものといわれており、遺伝でキューティクルが厚く、髪の毛が硬くなる場合も多くあります。
髪の毛が硬くなる原因
髪の毛が硬い人をの特徴を踏まえた上で、髪の毛が硬くなる原因についてを解説します。
まず、日常生活において、髪の毛が硬くなる原因は以下のとおりです。
- ドライヤーやコテによるダメージ
- 髪の毛の油分、水分不足
- 生活習慣の乱れ
髪の毛が硬くなる原因①: ドライヤーやコテによるダメージ
ドライヤーやコテで熱を与えすぎてしまうと、髪の毛が乾燥してしまい、髪の水分が失われてしまう原因にも。
髪の毛の水分が失われると、硬さやパサつきが生じる可能性があるため、乾かす際には注意が必要です。
髪は主にケラチンと呼ばれるタンパク質からできており、高温のドライヤーの風やアイロンの直接の熱は、髪のタンパク質を変性させる可能性があります。
ヘアアイロンによる髪のタンパク質の熱変性
とくに、ヘアアイロンはプレートが高温であり、注意が必要です。
このように、ヘアアイロンやコテの熱は髪の毛にダメージを与えます。熱ダメージを受けた髪はタンパク質が変性して硬くなり、もろくなります。
たとえば、ヘアアイロンを3秒間当てた場合の温度とダメージの相関は以下のようになります。
- 150度:ダメージなし
- 180度:髪の強度が8.4%低下
- 200度:髪の強度が24.1%低下
そのほか、150度でも20秒間挟むと髪の強度は12.3%低下することがわかっています。[1]
これにより、本来の形状や構造が損なわれ、髪が硬く、もろくなるのです。
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関連記事【PLUME HAIR CARE】プリュムヘアケアおうちで酸熱トリートメント「ストレートヘアマスク」の魅力と効果的な使い方
髪の毛が硬くなる原因②:髪の毛の水分、油分不足
髪の毛は油分を吸収する部分と、水分を吸収する部分があります。
- キューティクル(髪表面):油分を吸収しやすい
- パラコルテックス(髪内部):油分を吸収しやすい
- オルトコルテックス(髪内部):水分を吸収しやすい
髪の毛が油分不足になると
髪の毛は、頭皮から分泌される皮脂によって髪の毛をコーティングし、外部からの刺激や乾燥から髪の毛を守ります。
- 髪を過度に洗浄する
- 強い洗浄成分を含むシャンプーやヘアカラー、パーマを頻繁に行う
これらを行うと、皮脂が余分に取り除かれ、髪が乾燥しやすくなる原因のひとつに。
髪の毛が乾燥することで、油分不足により、髪が硬く、まとまりにくくなります。
髪の毛の水分不足になると
髪の毛の水分が不足すると、髪が乾燥してパサついたり、硬くなる原因に。
毛髪は、内部の水分が外部の湿気とのバランスを保つことが重要です。
外部からの乾燥した空気や、ドライヤーなどによる過度な熱により、髪の毛が水分を失うと、キューティクルが剥がれやすくなるため、内部のタンパク質が変性しやすくなり、結果として髪の毛が硬くなります。
対策:濡れた髪にヘアオイルをつけて乾かす
濡れた髪にヘアオイルをつけて乾かすと、髪の毛内部に油分と水分が補われて、やわらかく、しっとりとした質感に仕上がります。
ドライヤーの熱ダメージと摩擦ダメージからも髪をまもってくれるこうかがあるので、おすすめです。
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関連記事 プリュムヘアオイル|うねり髪の構造に着目した成分処方
髪の毛が硬くなる原因③:生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れも、髪の毛が硬くなる原因のひとつです。
髪の毛は、ケラチンというタンパク質で構成されているため、卵類や肉類、乳製品などの高タンパクな食事を多く摂ると、髪の毛の内部を構成しているコルテックスといわれる組織が太くなり、髪の毛が硬くなってしまうことも。
また、脂質を多く含むジャンクフードを多く摂ると、頭皮の皮脂を増やしてしまい、頭皮環境が悪くなる原因のひとつにもなるため、注意が必要です。
そのほかにも、寝不足によって自律神経が乱れると、頭皮環境が悪くなり、髪質にも悪影響を及ぼす場合も。
食生活の乱れや寝不足によって、髪の毛が太く硬くなるだけでなく、ベタつきやうねり、ごわつきといった問題も出てくるため、食生活や生活習慣が悪い場合は見直しが必要です。
髪の毛を柔らかくする方法
以下では、髪質が硬い人に向けた、髪の毛を柔らかくする方法をご紹介します。
- 頭皮マッサージで地肌から柔らかくする
- 正しいシャンプーを行う
- トリートメントをしっかり浸透させ、髪の毛を保護する
- 正しいドライヤーの当て方を行う
髪の毛を柔らかくする方法①: 地肌ケアで頭皮を柔らかくする
地肌ケアを行うことで、得られる効果は以下のとおり。
- 適切な保湿
- 血行促進
- 余分な皮脂の調整
- 頭皮の健康
1. 保湿効果のある美容液を頭皮に塗布する
地肌ケアで保湿効果のある製品を使用することで、頭皮の水分を保ち、髪が柔らかくなる助けになります。
2. 頭皮マッサージを行う
頭皮マッサージを行うと、凝り固まった頭皮が柔らかくなり、血行促進が期待できます。
血行が促進されると、頭皮や髪に必要な栄養素や酸素が効果的に供給され、髪が柔らかくなる可能性が高まります。
頭皮や、髪の毛が硬いと感じる場合は、シャンプーの際などに頭皮マッサージを取り入れてみるのもおすすめです。
髪の毛を柔らかくする方法②: シャンプーは予洗いを
シャンプーをする前はブラッシングをして髪のほつれをなくし、予洗いで汚れを落とすようにしましょう。
予洗いをした後は、シャンプーをしっかりと泡立て、爪を立てずに、シャンプーの泡で頭皮をマッサージするようなイメージで髪の毛を洗います。
また、シャンプーは洗浄力の高いものを選んでしまうと、頭皮や髪に必要な水分、皮脂を多く取り除いてしまう場合も。
アミノ酸系やオイル系のシャンプーを使用することで、髪の毛を優しく洗い上げ、髪を柔らかくする効果が期待できます。
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参考記事 プリュムシャンプー・トリートメント|ケラチン&ヘマチン配合で髪悩みにアプローチ
髪の毛を柔らかくする方法③: トリートメントは髪の毛全体に行き渡らせる
シャンプー後、手で髪の毛の水分を軽くしぼってからトリートメントをつけることで、濃度が薄まらず、より浸透しやすくします。
トリートメントは、髪の毛の傷んでいる毛先から塗布していきまじょう。
トリートメントをつけた後は、手ぐしや、粗いくしで髪の毛をとかしてあげることで、よりトリートメントが髪の毛全体に行き渡るようになります。
また、週に2、3回ヘアマスクを取り入れることで、トリートメントよりも高い保湿力、髪の水分補給を行うことができるため、より髪を柔らかくする効果が期待できます。
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髪の毛を柔らかくする方法④: ドライヤーは上から下に
トリートメントを洗い流した後、タオルドライをしっかり行い、頭皮や髪の水気をとります。水分をタオルでしっかり拭き取っておくことで、ドライヤーの時間を短縮して髪の乾燥を防げます。
髪の毛の乾燥は髪が硬くなる原因のひとつなので、タオルドライ後、くしを通しても水滴が出ないくらいまで拭き取ってあげるのがポイント◎
また、ドライヤーを当てる際は高温にしすぎず、近付けすぎないように、20cm程度離して当てるようにしましょう。
髪の毛を乾かす際は、事前にヘアオイルなどのヘアケアアイテムを使用し、髪の毛を熱から保護することで髪のダメージを防ぐことができます。
ドライヤーは上から、髪の毛を下に引っ張るようなイメージで手ぐしを通しつつ乾かすことで、まとまりやすく綺麗な仕上がりに。
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[1]参考文献 新・ヘアサイエンス 第2版