トリートメントは傷んだ髪を補修し、乾燥しがちな毛髪に潤いを与え、ハリとコシを出してくれる効果があります。
そのほか、静電気を防止し、指通りをなめらかにしてくれる効果も。
正しく使えばより効果を実感できるヘアトリートメント。
その使い方と髪質に合わせた選び方について毛髪診断士が解説します。
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
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トリートメントとリンス、コンディショナーの違いとは?
トリートメントとリンスおよびコンディショナーの違いは以下の通り。
- トリートメント=毛髪内部に浸透し、ダメージ補修効果を伴うもの
- リンス、コンディショナー=髪の毛表面をコーティングし、指通りをよくするもの
ヘアダメージが気になる、髪の毛にしっかり潤いを与えたい、という場合にはトリートメントを選ぶと良いでしょう。
トリートメントの正しい使い方を知って効果を最大限に引き出す
ヘアトリートメントには、洗い流すタイプの「インバストリートメント」と洗い流さないタイプの「アウトバストリートメント」の2つの種類があります。
インバストリートメントをベースとして使用しつつ、加えてアウトバストリートメントを取り入れましょう。
特にアウトバストリートメントを取り入れることで効果を実感しやすい髪質は以下の通り。
- ブリーチやパーマをしていてダメージが蓄積している髪
- ヘアアイロンを使用する頻度が高い髪
- うねり、パサつきが気になるくせ毛
インバストリートメントの正しい使い方
シャンプーで頭皮と髪の汚れを優しく丁寧に落とします。
使用するシャンプーはサロン品質のアミノ酸系シャンプーからはじめてみましょう。そこから自分の髪と頭皮に合うものを探していくと失敗しいくいです。
泡が残りやすい、後頭部、耳周りは入念にすすぎをしてください。
水気をしっかりと切ったら準備完了です。
トリートメントを塗布する
毛先を中心に、ヘアダメージが気になる箇所にトリートメントを塗布します。髪の毛全体に行き渡るように、たっぷりとつけましょう。
その後、目の荒いコーム上から下へ髪を整えていきます。
蒸しタオルを頭に巻いてトリートメントを浸透させる
トリートメントを髪の毛全体に行き渡らせたら、蒸しタオルを巻いてじっくり髪の毛に浸透させます。温かい蒸しタオルを巻くことで、毛髪の湿度が一定に保たれ、キューティクルが開くので、トリートメントの毛髪補修成分が浸透しやすくなります。
また、頭皮が温まるため血行促進、リラックス効果も期待できます。
そのまま3分から5分間待つ
蒸しタオルを巻いた状態で3分から5分程度放置します。メーカーによっては放置時間の指定があるものがあります。事前に使用方法を確認しておくと良いでしょう。
シャワーで洗い流す
38℃程度のぬるま湯で、しっかりとすすぎます。すすぎのポイントは、シャワーの水圧を頭皮に当てるようにすること。頭皮にぬるつきを感じなくなったらすすぎは完了です。
タオルドライする
タオルで髪の水気を拭き取る前に、頭皮を指で優しくタッピングして髪の絡まりを解きます。
その後タオルで頭皮を押し込むように優しく水気を拭き取ります。髪の毛同士が擦れないようにタオルでぽんぽんと優しく挟み込むようにするのがポイントです。
アウトバストリートメントの正しい使い方
インバストリートメントが終わったら、髪を乾かす前に、アウトバストリートメントをしましょう。
濡れた髪をコーミング
タオルドライ後の濡れた髪はデリケートな状態です。優しくコーミングして絡まりを解いてあげます。
アウトバストリートメントをつける
毛先→中間→根元の順にアウトバストリートメントを馴染ませます。最後にもう一度コーミングして整えてあげましょう。
ドライヤーで髪を乾かす
ドライヤーで髪を乾かします。ここでのポイントは、髪の根元から乾かすこと。
髪は根本が乾きにくく、毛先は乾きやすいという性質をもています。毛先から乾かしてしまうと、オーバードライという毛髪の過乾燥が発生し、ダメージヘアにつながる恐れがあります。
冷風でキューティクルを整える
仕上げに、ドライヤーの冷風でキューティクルを整えましょう。
上から下へ、キューティクルの方向に沿って風を当てます。
髪質に合わせたヘアトリートメントの選び方
一口にヘアトリートメントといってもたくさんの種類があります。
トリートメントは髪質に合わせて選ぶことでより効果を実感しやすいものです。
以下のチェック項目を確認して自分の髪質に合うトリートメントを選びましょう。
ダメージを受けている髪におすすめのトリートメントの種類
ダメージ補修成分、毛髪補修成分が配合されたインバストリートメントとアウトバストリートメントを使うと良いでしょう。
ダメージ毛に適したインバストリートメント
- ダメージ補修、毛髪補修ができるもの
- しっとりタイプ
ダメージ毛に適したアウトバストリートメント
- ヘアオイルタイプのもの
- ヘアミルクタイプのもの
太い髪におすすめのトリートメントの種類
油分が多めのしっとりタイプのインバストリートメントとアウトバストリートメントを使うと良いでしょう。
太い髪に適したインバストリートメント
- しっとりタイプ
- オイル配合タイプ
太い髪に適したアウトバストリートメント
- ヘアオイルタイプのもの
細い髪におすすめのトリートメントの種類
油分が少なめで水分が多いタイプのインバストリートメントとアウトバストリートメントを使うと良いでしょう。
細い髪に適したインバストリートメント
- さらさらタイプ
細い髪に適したアウトバストリートメント
- ヘアミストタイプ
正しいトリートメント方法と選び方をマスターしておうち美髪を叶えよう
サロンクオリティーのヘアケアは、ちょっとした工夫でおうちでもすることができます。
正しいトリートメント方法を身につけたうえで、髪質にあったトリートメントを選んで自分史上最高の美髪を目指しましょうね。
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