毎日使うリンスやコンディショナー。できれば自分に合うもの使いたいですよね。
くせのある髪の場合、ヘアケアで悩むことが多いこの頃。
うねり、パサつき、広がり。
「家でくせ毛をなんとかできないのかな?」
「くせ毛が扱いやすくなるリンスってないのかな?」
大丈夫!くせはおうちでのヘアケアで扱いやすくできますよ!
今回は、美容師にくせ毛さんにおすすめのリンスとはどんなものなのか聞いてみました。
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
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リンスはくせ毛さんにとって必要なアイテム
シャンプーの後のリンスはくせ毛さんにとって大切。
シャンプー後のリンスは「髪をしっとりさせる」「髪をダメージから保護する」効果があるからです。
くせ毛の髪の毛は、以下のような特徴があります。
- 髪の毛がうねっている
- 髪の表面がボコボコしている
みなさんご存知の通り、くせ毛は髪の毛にうねりがありますよね。
うねっている髪の毛は髪同士がぶつかりやすくなるため、摩擦が大きくなります。キューティクルにダメージを与えてしまうので髪に摩擦は厳禁。
くせ毛は常に髪同士を擦り合わせているような状態なのです。また、くせ毛の表面はボコボコしています。くせ毛の方は、髪の毛を少し摘んで根本からスーッと指の腹で滑らせてみてください。
ザラザラした感じはありませんか?くせ毛のみなさんはうねり、凹凸がある髪をブラッシングしたり、ストレートアイロンで挟んだりしています。
ストレート毛より傷つきやすそうですよね。
髪のダメージを受けた髪は「パサパサ」「広がる」といった状態になってしまうのです。
髪がダメージによって傷つくと、物理的に折れたり曲がったりしやすくなりますから、うねりが悪化する原因にもなります。以上のことから、リンスはくせ毛にとって欠かせない存在です。
「髪をしっとりさせる」「髪をダメージから保護する」効果があるリンス。
具体的になんなのか、もう少し詳しく説明しますね。
くせ毛の天敵、パサつきを抑えてくれる「リンス」って何?
リンスとは、髪の表面を油分でコーティングすることで髪をなめらかにするものです。
リンスの役割は以下のとおり。
- 静電気を防ぐ
- 潤いを与えて水分の蒸発を防ぐ
- 指通りをよくする
- ツヤを出す
イメージで言うと髪のプロテクターのような存在。リンスは乾燥やダメージからくせ毛を守ってくれる、心強い味方です。
さらに髪を保湿する効果や髪のダメージを補修する効果を持つ「トリートメント」もあります。
トリートメント、コンディショナーとの違いについて
コンディショナーは、髪の表面を油分でコーティングすることで髪をなめらかにするもので、リンスと同じ意味で使用されている言葉です。
一方トリートメントは、補修効果や保湿効果があり、髪の内部まで浸透して髪の状態を髪の内部から整えてくれるものです。
以上のことから、髪のダメージにお悩みの方はトリートメントを使用するのがおすすめ。
現在は、リンス・トリートメント・コンディショナーといった表現は、メーカー間で統一されていません。保湿・補修効果をもつリンスも出てくるなど、リンス・コンディショナー・トリートメントの定義はかなり曖昧になっています。
シャンプーの後に使うものをリンス・コンディショナー・トリートメントのいずれかの名称で呼んでいるだけという場合もありますから、ドラッグストアなどで商品を購入する際には説明をよく読んで選びましょう。
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くせ毛さんにおすすめはトリートメント
今までリンス・トリートメント・コンディショナーの違いをご説明してきました。では、くせ毛には何を使えばいいのか。
くせ毛さんは、リンスだけでなくトリートメントも取り入れるのがおすすめです。
内部と外部を補修!指通りの良い髪に
「リンスは髪の表面を整えるもの」「トリートメントは髪の内部から整えるもの」といった違いがあります。
リンスは髪をコーティングすることで「外部からのダメージを防ぐ」「水分の蒸発を防ぐ」等、くせ毛を扱いやすくするために一役買ってくれます。
一方で、ダメージが蓄積していると感じたら、しっかり髪の内部から整えてくれるトリートメントも取り入れるのがおすすめ。
髪の内部から保湿し、ダメージを補修することでくせ毛を扱いやすくできますよ。
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頭皮にはつけないのが基本
リンスの使い方のポイントは以下の3つ。
- 頭皮にはつけない
- 毛先を中心に揉み込むようにつける
- しっかり洗い流す
リンスは髪をコーティングするものですから、髪だけにつけるようにしましょう。
頭皮につけてしまうと、稀にベタつきやかゆみの原因になってしまうことがあります。根元はつけないで、毛先からつけるようにしてくださいね。
付け方は、リンスが髪の毛1本1本に行き渡るように、揉み込むようにしてつけるのがおすすめ。クシを使うのもおすすめです。
濡れた髪は乾いた髪の何倍も傷みやすいので、クシを使うときはダメージを防ぐために目の粗いものを使用するようにしてくださいね。
リンスをつけた後にはすぐ洗い流してOK。リンスは髪の内部に浸透するものではないので時間を置く必要はありません。
リンスが残っていると、これもまたかゆみ・ベタつきといった頭皮トラブルの原因になる可能性がありますから、頭皮の方からしっかりすすぐようにしてくださいね。
特に耳の裏や、後頭部は流しにくくすすぎ残しが多い部分ですから、ぬめりがなくなるまで丁寧に流すようにしましょう。
リンスのあとに洗い流さないトリートメントでさらにくせ毛をケア
リンスやトリートメントで髪を整えた後は、ドライヤーの前にアウトバストリートメントを使うのがおすすめです。
くせ毛にとってアウトバストリートメントは欠かせない存在。
その理由は、以下の2つ。
- 徹底したダメージケアができる(保護・補修)
- 高い保湿効果がある
くせ毛さんはストレートアイロンを使用したり、縮毛矯正をしている人も多いため、髪が傷みやすいです。
髪が傷むとパサつきやうねりが悪化しますから、くせ毛さんはダメージケアと保湿を。
アウトバストリートメントは高い保湿効果があり、熱ダメージから髪を保護する効果もありますからドライヤーの前には便利なアイテムです。
アウトバストリートメントで髪にツヤ、まとまりを
くせ毛の方におすすめなのは、ヘアオイルタイプのアウトバストリートメント。
理由は、水分を含んでいないからです。くせ毛は湿気に弱い性質がありますから、水分ではなく油分で保湿するのが良いでしょう。
髪の中にある水分が蒸発しにくく、湿気もブロックし、うねりにくくしてくれる効果も期待できます。
油分ですからツヤ感やまとまり感を長くキープできますよ。
パサつきがちなくせ毛にうるおいを与えて、摩擦や、熱ダメージなど様々なダメージから髪を守ってくれるアウトバストリートメント。
くせ毛でお悩みの方はぜひ取り入れてみてくださいね。
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くせ毛とリンスの関係を知って美髪ライフを
今回はくせ毛さんにおすすめのリンスとはどんなものなのか解説しました。リンスとは、髪の表面を油分でコーティングすることで髪をなめらかにするもの。
以下のような効果があります。
- 静電気を防ぐ
- 保湿して水分の蒸発を防ぐ
- 指通りをよくする
- ツヤを出す
コンディショナーとリンスは同じ意味で使用されます。一方トリートメントは、補修効果や保湿効果があり、髪の内部まで浸透して髪の状態を髪の内部から整えてくれるもの。
以上のことから、ダメージに弱い特徴を持つくせ毛さんの場合、トリートメントを使用するのがおすすめです。
さらに、ドライヤーの前のアウトバストリートメントはひとつのポイント。傷みやすくパサつきやすいくせ毛をしっとりうるおし、ダメージから守ってくれますよ。
くせ毛を美しく扱いやすくするために、リンス・トリートメント・アウトバストリートメントを上手に使ってケアしてみてくださいね!