プールに行くと髪が傷んで色落ちするって本当?

プールに行くと髪が傷んで色落ちするって本当ですか?

プールに行くと髪がキシキシ・ゴワゴワすること、ありますよね。

このページでは、プールの水で髪が傷む理由や予防方法について解説しています。

たくさんの人が利用するプールには、衛生管理のため塩素が入っています。

その塩素は、髪にどのような影響を与えるのでしょうか。

放っておくと茶色い髪になるという話は、果たして本当なのでしょうか?


知っておきたいプールの水と髪の関係

プールの水と髪の関係について
プールの水と髪の関係について

プールの水は、どのように管理されているのでしょうか。

そして、その水は髪にどのような影響を与えるのでしょうか。

プールの水は規定の塩素が入っている

多くの人が利用するプールは衛生管理・水質維持のために「塩素」が利用されていることは、よく知られています。

具体的にプールにはどのくらいの塩素が投入されているのでしょうか。

厚生労働省の「遊泳用プールの衛生基準」によると、以下のような規定が設けられています(一部抜粋)。

  • 遊離残留塩素濃度は、0.4mg/L以上であること。また、1.0mg/L以下であることが望ましいこと。
  • 塩素消毒に代えて二酸化塩素により消毒を行う場合には、二酸化塩素濃度は0.1mg/L以上 0.4mg/L以下であること。また、亜塩素酸濃度は1.2mg/L以下であること。

これらの規定の通りの水質が維持されているか確認するために、午前1回、午後に2回の水質検査が義務付けられています。


プールの塩素と髪のダメージ

プールの水は髪にどんな影響があるの?
プールの水は髪にどんな影響があるの?

プールで泳ぐことによって、髪が受けるダメージについて具体的に解説します。

塩素で髪がキシキシする

塩素は、髪の毛にダメージを与えます。

ゴワゴワしたり、髪が色褪せて茶色くなったりるすのはそのせいです。

ダメージを受けた髪は乾燥しやすく、プールに入る頻度が高い人はパサつきやすい状態になります。

プールの水は中性〜アルカリ性

ノーダメージの髪とダメージを受けた髪
ノーダメージの髪とダメージを受けた髪

プールの水に含まれる塩素は、次亜塩素酸ナトリウムを含むアルカリ性です。

正しくは、塩素そのものは中性であり、アルカリ性でも酸性でもありません。

しかし、塩素が水と反応すると、次亜塩素酸(HOCl)と塩酸(HCl)が生成されます。

Cl2 + H2O → HOCl + HCl

次亜塩素酸は弱酸であり、pHが7より小さい溶液となります。それに対して、塩酸は強い酸性を持ちます。したがって、塩素が水に溶解した結果得られる溶液は酸性となります。

しかし、プールの水に塩素を添加する際には、pHを調整するためにアルカリ性物質(例えば炭酸ナトリウム)も追加されます。

そのため、塩素が添加されたプールの水は中性に近い、またはややアルカリ性を示します。

プールのpH:5.8〜8.6(厚生労働省遊泳用プールの衛生基準より)

髪の毛は弱酸性で安定するため、アルカリ性の水ではキューティクルが毛羽立ち、摩擦が増えてダメージを負ってしまいます。

キューティクルはアルカリに弱い

髪の毛は内側から3つの層、メデュラ・コルテックス・キューティクルの順で構成されており、最も外側にあるキューティクルが外部の刺激・ダメージから髪を守っています。

髪はメデュラ・コルテックス・キューティクルで構成されている

髪は通常、弱酸性です。

このときのキューティクルはきゅっと締まっており、ツヤやまとまりを出してくれている状態。

弱酸性の髪にアルカリ性の水が付着すると、髪はアルカリ性に偏ることになります。

そうなるとキューティクルが浮き上がるため、ダメージを負いやすくなります。

髪が脱色して茶色くなるって本当?

毛先が茶色くなった女性
毛先が茶色くなった女性

プールで泳ぎ続けていると髪の色が抜ける、茶色くなってしまうという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

プールの水に含まれる塩素で、髪の色が抜けるというのは本当です。

髪の毛が茶色くなる原因

  • 次亜塩素酸ナトリウムで髪の色が抜ける
  • ヘアダメージにより髪が乾燥して、色素が抜けやすくなる

プールで髪の毛を傷ませないためにできること

プールの水から髪を守るために、できることををご紹介します。

水泳キャップで髪のトラブルを減らす

水泳キャップは塩素から髪を守る
水泳キャップは塩素から髪を守る

水泳用のキャップは塩素から髪を守るために効果的です。

たとえば、ロングヘアだと、キャップがない場合、水に触れる頻度が多くなります。

キャップをしていることで髪がまとまり、水に触れる回数を減らすことができます。

また、シリンコンタイプの水泳キャップを着用するのもおすすめです。

メッシュタイプのものより水を通しにくいので、水中に潜っても塩素の影響を軽減することができます。

楽しむだけなら出来るだけ髪を濡らさない

遊ぶためにプールに行くだけなら、出来るだけ髪をプールの水につけないように心がけましょう。

意外!プールに入る前のシャワーも重要

プールに入る前のシャワーで髪を濡らすのも効果的
プールに入る前のシャワーで髪を濡らすのも効果的

プールに入る前に浴びるシャワー、その目的は身体についた汚れを落とすため。

じつは、そのほかにもプールの水から髪を守る塩素対策にもなります。

あらかじめしっかりと髪を濡らしておくことで、プールの水を髪が吸収しにくくなります。

もちろんプールから出た後のシャワーも大切

プールから出たらしっかりシャンプーすることは大切です。

軽くすすぐ程度ではNG。

入念に塩素をとる、というのが大切です。


傷んだ髪のアフターケアを

おうちケアで美髪を
おうちケアで美髪を

プールに入った後、おうちでできるヘアケアで、ダメージを緩和しましょう。

弱酸性のシャンプーで洗う

プールの水は中性〜アルカリ性。髪の毛は、弱酸性で安定を取り戻すため、同じ弱酸性のシャンプーで洗いましょう。

トリートメントはプールで失いがちな潤いを与えるもの&毛髪補修がしっかりとできるものがおすすめです。

毛髪補修できるアミノ酸系シャンプー

プリュムシャンプー&トリートメント【本体】
「頑固なくせ毛」「ケラチンシャンプーだけでは物足りない」そのような方のためのシャンプーです。
健康な髪 内部のコルテックスの密度が高く、表面のキューティクルも整っている。 芯がしっかりしていて、指どおりも良いため、まとまりやすい
ポイントは、ケラチンとヘマチンの組み合わせ
髪と頭皮をつつみこむ 摩擦レスなもっちり泡 素肌とおなじ弱酸性で優しい洗いごこち
加水分解ケラチン ナノレベルで浸透 ヘマチン 擬似キューティクルを形成 W処方が髪悩みにアプローチ 空洞を埋めて、表面を整える
アミノ酸系&ベタイン系 マイルドな洗い心地
オーガニック認証原料 アルガンオイル使用
天然オレンジとゼラニウム精油の香り
内側から補修し、表面を整える。うるおいとツヤのある髪に。
プリュムシャンプー&トリートメント
定期購入(初回限定)

4,900円 (税込)

通常購入(送料無料)

11,000円 (税込)

\ SALE中 /
通常購入(送料無料)

8,980円 (税込)


まとめ

プールの水は衛生管理上、塩素が含まれています。

塩素は髪の毛に少なからずダメージがあるため、美髪を維持するためにはしっかりと対策を取ることが大切です。

この記事を参考に、プールの塩素対策をしましょう。