気分を変えたいとき、イメチェンしたいとき、髪色を変えると全体の雰囲気まで大きく変わります。
そして、「白髪も染まる髪色」も考慮しながら「せっかくなら可愛くおしゃれな髪色にしたい」という女性はとても多いです。
今回は、現役美容師さんに40代から「若く見えるヘアカラー」について解説してもらいました。
髪悩みが増えてくるエイジング毛は、弾力がなくなることで、ヘアスタイルが上手くキマらなくなってくることも。
そんな40代だからこそ、ヘアケアやカラーの発色にはこだわりたいですよね。
この記事ではエイジングケア※1に必要なヘアケアアイテムについてもご紹介します。
※1 年齢に応じたケアのこと
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
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【40代から若く見える】アラフォーにおすすめの髪色とは?
今どき40代の大人女性の髪色は「パッと明るい印象に」「肌が明るく見える髪色」がトレンド。
白髪も染まりやすい落ち着いたカラートーンでも、ファッションカラーに近い発色を。
髪色にバリエーションを持たせれば「若見え」を叶えつつ、日々を楽しく過ごせますよね。
では、「若く見える髪色」と「老け見えしてしまう髪色」その違いとは?
若く見えるおすすめの髪色、選ばない方が良い髪色って?
美容師さんが若見えする髪色と、選ばない方がいい髪色を教えてくれました。
40代大人女性が若見えするカラー
- トーンは7〜8で上品さを
- カラーはブラウン系、ピンク系、パープル系
アラフォー世代に白髪染め、あるいはファッションカラーとしておすすめ!「若く見える髪色」のポイントは7~8トーンの明るさに抑えること。
これより明るくすると「視覚的に」パサついて見えてしまうことも。
逆にトーンを下げすぎると、重たい印象になって寂しい印象に。
その中間のトーンが7〜8です。
カラーは髪に艶を与えて若見えする上品なブラウン系。
色もち重視、サロンにいく頻度を減らしたい、そんな時はブラウン系を選んでおくとベターです。
ブラウンは髪に艶が出て見えるカラーなので、ヘアダメージが気になる人にぴったり。
そして、顔色がよく見える血色カラーで明るい印象にするなら、ピンク系かパープル系を。
白髪染めをしていても綺麗は発色が特徴のピンク系、パープル系ブラウン。お肌がパッと明るく見える人気のカラーです。
40代から避けたい「老け見え」しやすい髪色
- 9トーン以上の明るさでの全体染め
- アッシュ系、グリーン系のカラー
9トーン以上の明るい髪色やブリーチは、髪の毛が傷みやすいこと、さらには色もちがよくないことから気をつけたい施術。
また、ヘアカラーで選ばない方が良いのはアッシュ系・グリーン系の髪色。
これらのカラーは色落ちが早く、1か月もしないうちに色が落ちることも。その場合はすぐに全体カラーをしなければなりません。
全体カラーをすると、理想通りの色が入らなかったり、色が明るく入りすぎてキラキラした髪の毛が目立つことも。そのような髪の毛は艶がなく、傷んで見えてしまうことから「老け見え」しやすいカラーといえます。
とくにヘアダメージには気をつけたい40代~50代。
髪が乾燥したり、パサつきが気にはじめたりしたら、カラー前に美容師さんに相談しましょう。
ヘアカラーは髪へのダメージが大きい!傷んだ髪のほったらかしはNG
髪が傷んでしまうと、どうじても色落ちしやすくなります。
たとえば、何度もヘアカラーを繰り返した場合、髪の毛先だけがすぐに黄色くなってしまうことってありますよね。
ダメージで傷んだ髪をそのままにしてしまうと、老け見えする原因にもなります。
気をつけたい!色落ちした髪は年齢よりも老けて見える
特に全体カラーの頻度が高い場合は、要注意。
アルカリ性のカラー剤は髪にダメージが残ります。
ヘアカラーのダメージから髪を守るために、ダメージ補修できるヘアケアを。
関連記事 避けたい「老けて見える髪型」と選びたい「若見えヘア」の違いって?今旬のトレンドはこれ!
黒く染めすぎると老けて見えてしまうの?
「黒く染めすぎてしまうと老けて見えるのでは?」
これは、黒髪にすると重たい雰囲気になりがちだから。
暗く染めすぎてしまうとカラーチェンジがしにくいため、もし暗髪色が自分に合っていないと感じるようであれば、少し明るめのトーンにしてみましょう。
しっかり黒髪のメリット
- 色落ちがしにくい
- 肌との相対的な色の差で、色白に見える
真っ黒染めののデメリット
- 重く見えてしまう
- 雰囲気が暗くなることも
若く見える髪色を長くキープする方法
カラーの色もちをよくする方法は以下のとおり。
- サロンで染める
- 紫外線対策をする
- アフターケアできるシャンプーを使う
- 酸熱トリートメントを取り入れる
- ヘアオイルを取り入れる
サロンで染める
セルフカラーよりもサロンで染める方が色むらもなく、しっかりと染まるためおすすめです。
頻繁にサロンに通えない場合は、リタッチだけセルフ、3ヶ月に1回程度の全体カラーはサロンで染めてもらうと良いでしょう。
紫外線対策をする
髪の主成分であるケラチンタンパク質は紫外線に弱く、紫外線にさらされるとケラチンタンパク質が損傷します。この損傷が進行すると髪の表面が荒れ、染料の色が落ちやすくなります。
また紫外線はカラー剤の染料分子を分解してしまいます。
これにより、髪の色が褪せたり変色したりします。
日差しの強い日は、肌用のUVスプレーを髪に使ったり、帽子や日傘で直射日光を遮るのが効果的です。
アフターケアできるシャンプー
シャンプー&トリートメントは、気軽に量販店で購入できるものから、サロン用のプロ仕様のものまで様々。
その中で白髪染めをする場合に、おすすめのシャンプーの特徴は以下のとおり。
- 洗浄力がマイルド
- 保湿・毛髪補修成分を含む
洗浄力がマイルドなシャンプーというのは、界面活性剤が優しい洗浄力を持つもののこと。
アミノ酸系&ベタイン系の界面活性剤を含むシャンプーは髪や頭皮を洗い流しすぎず、うるおい維持に必要となる皮脂をあえて残すような使用感。
マイルドな洗浄力を持ったシャンプーで髪を洗い流したら、保湿・毛髪補修成分を含んだトリートメントで髪をいたわりましょう。
ヘマチン&ケラチン配合でエイジングケア※2できるシャンプー
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
キューティクルの損傷部分に作用する「ヘマチン」と髪内部から流出しがちなタンパク質を補う「加水分解ケラチン(羊毛)」を配合。プリュムシャンプーが洗いながら毛髪補修できる理由です。さらに、保湿成分(マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル)を配合しているため、水分バランスが崩れがちな頭皮、毛髪のうるおいを保ちます。
※2年齢に応じたケアのこと
酸熱トリートメントを取り入れる
酸熱トリートメントは、髪の内側からダメージを補修できるヘアケア。
白髪染めとの相性もばっちりで、ここ数年、サロンで人気のメニューのひとつです。
そんな酸熱トリートメント、おうちでできるヘアマスク対応のものもあるんです。
いつものトリートメントに置き換えて使えるので簡単で便利!
ヘアマスクタイプで楽ちん!おうち酸熱トリートメント
3,800円(税込)〜
傷んだ髪を補修して、ヘアダメージによって失われてしまったハリやコシを与えてくれるのが、今話題の酸熱トリートメント。
酸熱トリートメントとは、その名前にもあるとおり「酸の成分」と、「熱に反応する成分」で毛髪の内部からダメージ部分を埋めるような施術です。
トリートメント後、髪を乾かしてからヘアアイロンをすると、髪の毛のゆらぎが整い、よりつやつや&さらさらの髪へ。
ヘアオイルを取り入れる
ヘアオイルは髪の表面をコーティングし、指通りをなめらかにすることで、色素分子が髪の外部へ漏れ出るのを防ぎます。これにより色落ちを防ぎ、色持ちを長持ちさせることができます。
またツヤ感や鮮やかさを引き立てることができるので、カラーの色味をより鮮やかに見せる効果もあります。
ダメージ補修できるプリュムヘアオイル
5,800円(税込)〜
3つの毛髪補修成分を配合したヘアオイル。うねり髪やダメージ毛の特性に注目した成分配合で、指どおりの良い、しっとりなめらかな髪へ。 ケラチン、シルク、コラーゲンが髪の構造を補うことで、髪のダメージを補修します。 また、浸透性と保湿効果の高い成分を配合。それでいてベタつかつかないさらりとした使い心地。合成香料、合成着色料、パラベン、アルコールフリーの無添加処方。無香料なので、場面を選ばず使用できます。
若く見える髪色とヘアカラーによるダメージ対策、まとめ
アラフォー世代の大人女性におすすめ&若見えるする髪色&ヘアケアについて現役美容師さんに解説してもらいました。
40代の女性に美容師がおすすめする若く見える髪色は7〜8トーンのブラウン系。
ダメージ予防とアフターケアも心がけましょう。