洗浄力の弱いシャンプーと強いシャンプー、どちらが良いのでしょうか。
「洗浄力が弱いシャンプーはしっとりするけど汚れ落ちなそう」
「洗浄力が強いと髪がパサつく感じがする」
シャンプー選びを迷っている方に役立つ内容です。
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
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洗浄力が強いシャンプーと弱いシャンプーのメリット&デメリット比較
美容とヘアケアは、私たちの日常生活の一部であり、日々のシャンプー選びは頭皮や髪の健康に大きな影響を与えます。
シャンプーの洗浄力が強いものと弱いもの、どのような特徴があるのでしょうか。
それぞれのメリットとデメリットを考慮に入れ、どちら自分にとって最適な選択肢なのか見極めてみましょう。
洗浄力が強いシャンプーのメリット
洗浄力が強いシャンプーのメリットは、すっきりとした洗いあがりであること。
過剰な皮脂や、スタイリング剤汚れをキレイに落としてくれるので、洗髪後にさっぱりしたと実感しやすいのが最大の特徴です。
髪に蓄積した汚れを落とし切ることで、ふんわりとしたシルエットを作りやすくなるメリットもあります。
洗浄力が強いシャンプーはこんな人におすすめ
- 汗をかきやすい人
- 髪がベタつきやすい人
- 髪をふんわりさせたい人
- キープ力の強いスタイリング剤を使っている人
このような方にとっては、洗浄力の強いシャンプーは使い心地が良いです。
洗浄力が強いシャンプーのデメリット
洗いあがりがさっぱりするからといって、あまりに洗浄力が強いシャンプーを使い続けると頭皮や髪に大きな負担がかかってしまうこともあります。
その結果、人によってはフケや乾燥、かゆみなどの症状が出てくることも。
洗浄力が強い=刺激を感じやすい、ともいえます。
ヘアダメージが気になる、マイルドなシャンプーを使ってみたい、そのような場合はアミノ酸系、ベタイン系シャンプーを使ってみましょう。
洗浄力が弱いシャンプーのメリット
洗浄力が弱いシャンプーは、刺激が抑えめな使用感が大きなメリットです。
そして、洗浄力が弱いからといって、汚れが落ちないわけではありません。
髪の汚れはシャンプー前の予洗いで80%落ちるといわれています。
シャンプーはあくまでも残り20%の汚れを落とすためものもであり、必ずしも洗浄力が弱いからといって、しっかり洗えないわけではありません。
洗浄力が弱いシャンプーはこんな人におすすめ
- 乾燥肌
- ヘアカラーを長持ちさせたい方
- 頭皮に痒みやフケが出やすい方
- 髪がパサつきやすい方
シャンプー選びに迷っている場合は、まずは洗浄力がマイルドなものから試してみるのが良いでしょう。
洗浄力が弱いシャンプーのデメリット
しっかりめにホールドするようなスタイリング剤やハードタイプのワックスを使用している場合は、洗浄力が弱いシャンプーだと髪のベタつきが気になることがあります。
髪質によっては油分が落としきれないことで、しっとりしすぎ、ぺたんこ、クセやうねりが出たりしやすくなることがあるので注意しましょう。
洗浄力が強いシャンプーと弱いシャンプーの代表的な成分
以下に洗浄力が強いシャンプーと、マイルドなシャンプーの成分例をご紹介します。
洗浄力が強いシャンプーの成分例
洗浄力が強いシャンプーというのは大まかにいえば、頭皮スッキリや、皮脂のベタつき除去といったコピーで販売されているシャンプー。
成分表記では以下のような、アニオン界面活性剤に分類される高級アルコール系の洗浄剤が多く配合されている傾向があります。
- ラスレス硫酸○○
- アルキル硫酸○○
- 硫酸エステル○○
このような成分が配合されているシャンプーは、洗浄力が強いタイプです。
洗浄力がマイルドなシャンプーの成分例
- ココイルグルタミン酸
- ベタイン
アミノ酸系の洗浄成分で、皮膚への刺激が少なく、皮脂を適度に残しながらも汚れを落とす力があります。
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洗浄力がマイルドなプリュムシャンプー
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
どちらにしてもシャンプー前の予洗いが大切
頭皮の汚れはお湯だけでも8割ほど落とすことができます。
シャンプーの使用量を抑えたり、頭皮環境を整えたりするときは、シャンプー前の予洗い(お湯だけの洗髪)を丁寧にするようにしましょう。
予洗いをしっかりしないですぐにシャンプーで洗うと、泡立ちが悪くなったり、頭皮や髪に負担をかけることになります。
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洗浄力が強い、弱いで良し悪しは付けられない
各洗浄成分は、自分の頭皮の状態や、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
洗浄力が強いから良い、弱いから良くないという判断はできません。
頭皮と髪の健康のために、自分に最適な製品を見つけましょうね。
※本記事内の成分および製品に関する意見は個人の見解であり、効果を100%保証するものではありません。