うねる・広がるくせ毛を見るたびに、縮毛矯正してみようかな？とお考えの方へ。
くせ毛を伸ばせるのが最大のメリットですが、一方でデメリットもあります。
実際にかけてみて後悔している方もいらっしゃるのも事実。
このページではくせ毛のお客様を担当することが多い美容師が、縮毛矯正をかけて後悔しないように知っておくべきポイントを紹介します。
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。
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うねるくせ毛さん！縮毛矯正をかけたいけど後悔はしたくない
うねる・広がるくせ毛は「治す」ことは出来ません。
しかし、縮毛矯正によってうねりをまっすぐに「直す」ことは可能、サラサラなストレートヘアはスタイリングも楽になります。
縮毛矯正ならまっすぐな髪を手に入れることができるのですが、施術後に後悔している人がいるのも事実。
これから美容室でくせ毛の髪に縮毛矯正をかけようとしている方へ、知っておくべき注意点を紹介させていただきます。
まずは縮毛矯正がどのような施術なのか把握しておきましょう。
縮毛矯正する前に知っておくべき具体的な施術の内容
美容室によっては髪質改善という名称でもメニューにある縮毛矯正。
その施術は薬剤と熱で髪をまっすぐに矯正するというもの。
具体的な施術フローを紹介します。
シャンプーをしたら髪を乾かし、濡れている状態と乾いている状態のうねりをチェック（スタイリング剤などが付いていない場合、シャンプーなしでそのまま薬剤塗布に入る美容室もあります）。
最初の薬剤、還元剤を髪に塗ってくせ毛のうねる形を形成しているシスチン結合を切断します。
還元剤を洗い流したら、髪を乾かし、ストレートアイロンを使い髪を伸ばしてまっすぐな状態に。
続いて第2の薬剤である酸化剤を塗って髪内部を再結合させます。
最後は酸化剤を洗い流したのちに乾かして完了となります。
縮毛矯正後の後悔、その原因は？
縮毛矯正をしたけれど、後悔している人の中には、ダメージのリスクをしっかり把握していなかった場合が多いです。
また、一度かけるとリタッチが必要になるので、何度もかけるのが面倒になることもあります。
やめるのが難しい、やめたいけどやめられないパターン
縮毛矯正でまっすぐになっているのは「今」の髪だけです。
時間が経過すれば当然、髪は伸びてくるため、ある程度の長さになったらまた縮毛矯正施術を受けなければならなくなります。
一度、縮毛矯正をはじめるとやめるタイミングが見つけられず、リタッチを繰り返さなければなりません。
繰り返しの施術で傷む
縮毛矯正を何度も繰り返していると、毛先がパサパサになってしまいうことも。
少しずつ髪を伸ばしながら元の髪に戻していくのは大変です。
縮毛矯正の正しいやめ方については別ページで詳しく解説していますので施術前に参考にしてみてくださいね。
全ての方が縮毛矯正はやめたほうがいい、とは思いません。
毎朝、うねって広がるくせ毛をまとめてヘアセットするのは決して楽ではなく、縮毛矯正をしたいと思うのは当然です。
くせ毛である私も何度もそう思うことがありました。
くせ毛と向き合ったとき、そのうねりを活かした髪型を選ぶか、縮毛矯正で得られるまっすぐな髪を選ぶかは人それぞれ、好みによります。
酸熱トリートメントを取り入れてみる
縮毛矯正は髪の形状を変える処理ですが、その過程で髪にダメージが生じることがあります。
酸熱トリートメントは、髪に優しくダメージを補修する効果があるため、縮毛矯正を見直したい方におすすめです。
髪への負担が少ない
酸熱トリートメントは、縮毛矯正と比べて髪への負担が少ないと言われています。
縮毛矯正では、アルカリ性の薬剤と熱を使って髪をストレートにするため、過度なダメージが生じることがあります。
一方、酸熱トリートメントは、酸性の成分と熱を使って髪を補修するため、髪に優しい処理が可能です。
ダメージケアして、美しい髪に
酸性成分がキューティクルを引き締めることで、髪の表面が滑らかになり、艶やかでサラサラの髪になります。
これにより、縮毛矯正によるダメージをケアしながら、美しい髪を保つことができます。
自宅で簡単にできる
酸熱トリートメントは、自宅で手軽に行えるので、美容院に行く時間がない方やコストを抑えたい方にもおすすめです。
おうち用の酸熱トリートメント剤を使えば、手間も時間もかからずに髪をケアすることができます。
髪質やダメージに合わせて選べる
酸熱トリートメント剤は、さまざまな種類があります。
自分の髪質やダメージの度合いに合ったものを選べば、より効果的なケアが可能です。
また、無添加やオーガニック成分を含むものを選ぶことで、肌に優しいケアができます。
編集部イチオシ！お風呂の中で使えて便利な酸熱トリートメント
3,800円(税込)〜
傷んで乾燥する髪の毛を保湿！毛髪補修にヘアオイルを
縮毛矯正施術後、ダメージを受けた髪への正しいヘアケアにはいくつかの種類があります。
縮毛矯正で傷んだ髪を油分で保護◎髪内部から保湿＆補修
ヘアダメージが大きい縮毛矯正後のヘアケアに使いたいにはヘアオイルです。
油分で出来ているヘアオイルは縮毛矯正でダメージを受け、傷んでしまった髪を油分でコーティング、ドライヤーやアイロン・コテの熱から髪を保護。
配合成分によって保湿・毛髪補修も可能なため、縮毛矯正で傷んだ髪にぴったりです。
ツヤ・まとまりが出てスタイリングも楽に
ヘアオイルにはいろいろな保湿・毛髪補修成分が含まれているものが多く、実際に使ってみると髪にツヤやまとまりが出るようになります。
パサパサしてまとまりにくくなっていた髪がすんなりとヘアセットできるようになるため、スタイリングもぐっと楽に。
使い方もとても簡単で、お風呂上がりにタオルで優しく髪を乾かした後、適量を髪に馴染ませ、ドライヤーでブローするだけ。
5,800円(税込)〜
縮毛矯正で後悔しないための心の準備、まとめ
縮毛矯正で得られるまっすぐなストレートの髪はくせ毛さんには喉から手が出るほど欲しい髪質。
しかし、元々直毛である人からするとくるくるとうねる可愛いくせ毛は逆に羨ましく思えるもの。
くせ毛を活かしたふんわりナチュラルなヘアスタイルは本当に可愛く、人気もあります。
縮毛矯正をかけて後悔しないためにも、くせ毛を活かしたヘアスタイルにどのようなものがあるかもチェックしてみてくださいね。
本当に似合う髪型が見つかれば、縮毛矯正をやめておいてよかったと思えることも。
このページが縮毛矯正をするかどうか、後悔だけはしたくないあなたのお役に立てば幸いです。
5,800円(税込)〜
