最近ヘアケアをサボっているわけでもないのに髪がパサパサ、なんでだろう?と思われている方へ。
髪の毛がパサつく理由はひとつではありません。
季節のせいなのか、ヘアケアが間違っているのか、生まれつきの髪質なのか、それとも年齢のせいなのか。
例えば、乾燥しやすい冬だけでなく、湿気の多い夏にも髪がぱさつくことだってあるんです。
そのほか、もともとくせ毛でもないのに急に髪がパサつき出した、という事例も。
今回は髪がパサパサになる原因について毛髪診断士が解説。
一緒に髪がパサつく原因を探っていきましょう。
まとまりにくい!パサパサの髪の毛になる5つの原因とは?
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
髪がパサつくと広がってまとまりにくく、ヘアセットに時間がかかりますよね。
とはいえ、そのままにしてしまうと見た目も悪く、なんとかしてパサつきは抑えたいものです。
そもそも、なぜ髪の毛はパサパサになるのでしょうか?
その原因は以下の5つです。
- 季節による湿度変化によるもの
- 生まれついての髪質(くせ毛)
- 加齢による髪質の変化
- 髪のダメージの蓄積
- 間違ったヘアケアや髪の扱い方
髪がパサパサになる原因は必ずしも1つではありません。
それぞれの原因を正しく理解して、それにあった対策することが美髪への近道。
それでは上記5つの原因についてひとつずつ解説します。
①季節の湿度変化で髪がパサパサに!冬の乾燥or夏の湿気には要注意
私たちの髪の毛は水分を吸収する「親水性」のタンパク質P-コルテックスと、水分を吸収しない「疎水性」のO-コルテックスが混在しています。
この「親水性」のタンパク質の水分量は大気中の湿気、すなわち湿度に左右される性質があります。
乾燥する冬は髪の水分量が減少し、硬く引っ掛かりがあるようなパサつき感が出ます。
一方で、湿気の多い夏場は髪の水分量が多くなります。うねりが強く出た、重いパサつき感が特徴的です。
このように、毛髪が過剰に水分を失ったり、逆に取り込んだりすることでパサつきがでることがあります。
ヘアオイルを使用するなど、髪の水分量をできるだけ一定に保つことが効果的です。
②生まれつきの髪質が原因でパサパサしやすいことも!
そもそも、髪質自体がパサついていることもあります。
私たちの髪の毛は十人十色、それぞれ個性があるように髪質も人それぞれ違います。
そんな個性豊かな髪質の中で、パサつきを感じやすいのがくせ毛さん。傷んでいるわけでもないのに、パサつくという特徴があります。
加えて、クセを伸ばそうとヘアアイロンを使用することも多いくせ毛さんは熱ダメージを受ける機会が多く、よりパサつきやすい状態になることも。
特にくせ毛さんは、湿度変化でうねりやすく、パサつきやすい髪質です。よりヘアケアを入念にしてあげることが大切です。
「髪質改善を自宅でする方法について!美容師、毛髪診断士のアドバイスも」をチェック!
③年齢を重ねると起きる髪質変化も髪の毛がパサパサになる原因
30代後半~40代になると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減少し始めます。
このエストロゲンは髪にハリやコシを与えてくれる女性ホルモンで、減少することで髪は少しずつ弱く細くなっていきます。
この加齢による髪質変化が起こると、髪の毛はパサパサになりやすくなります。
そんなときは髪にハリ、コシ、艶を与えてあげるヘアケアを。
髪にハリとコシを与える、おうちでできるケラチントリートメントの詳細記事を見る
④パーマやブリーチ、ヘアカラーによるダメージで髪が傷んでパサつく
パーマやブリーチ、ヘアカラーをするとダメージにより髪がパサパサになります。
パーマ(くせ毛をまっすぐストレートにできる縮毛矯正もパーマの一種)やブリーチ、ヘアカラー(白髪染め含む)は美容室のメニューの中でも髪へのダメージ大きい施術。
髪のおしゃれの代償として傷んでしまった髪はキューティクルが剥がれ、髪内部からは水分やタンパク質が流出、毛髪密度が低下した空洞状態に。
この状態だと髪の毛は乾燥してしまうため、パサパサでまとまりにくくなります。
傷んでしまった髪はトリートメントで補修してあげると良いでしょう。
⑤髪の扱い方が悪いとパサパサになる原因に
髪がパサつく原因、最後のひとつは正しくないヘアケアや髪の扱い方。
もしかしてご自宅でこんなヘアケア、ヘアセットをしていませんか?
- タオルでゴシゴシと髪を乾かしている
- 乱暴にくしで髪の毛をとかしている
- 濡れた髪を自然乾燥している
- ドライヤーと髪の距離が近い、毛先から乾かしている
- 毎日のアイロン、コテの設定温度高い
髪はとてもデリケート。
くしで髪をとくときはやさしく、タオルで髪を乾かすときは優しく水気を取ってあげましょう。
ドライヤーでブローするときは髪に近づけすぎないように、アイロンやコテを使うときは設定温度を高くしすぎないようくれぐれもご注意を。
間違った毎日のヘアケア方法、髪の扱い方によって髪がパサパサになる原因を少しでも見直し、減らすことでパサつき対策になります。
日頃の髪への摩擦をできるだけ減らしたい、という場合は洗い流さないトリートメントを取り入れるとよいでしょう。
髪がパサパサする原因に正しくアプローチを
髪の毛がパサパサになってしまう5つの原因が分かっていれば、それぞれの対策をすることでパサつきを抑えられます。
①季節の湿度変化、保湿して髪の水分量を保とう
湿度変化による髪のパサつきを感じるならこれ。
髪を乾かす前にヘアオイルをつけてドライヤーでブロー。お出かけ前のスタイリングはワックスでしっかり保湿。
9,300円(税込)〜
②生まれつきの髪質が原因なら、くせ毛をおさえながらスタイリングを
くせ毛さん特有のぱさつき、うねりに艶を与えてキレイにスタイリング。固まらない使用感がくせ毛さんに支持されるポイント。
(ヘアバーム ハード)60g
3,900円(税込)〜
③年齢を重ねると起きる髪質変化、ヘアケアでハリとコシを与えよう
髪にハリとコシがなくなってきた。そう感じたら、ヘマチントリートメントで毛髪補修を。
潤いと艶を与えながら、ハリとコシも出してくれる大人のアミノ酸系シャンプー。
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
④パーマやブリーチ、ヘアカラーによるダメージ毛ならおうちトリートメントを
ヘアダメージが深刻。サロントリートメントしたいけれどなかなか美容室にいけない。
そんな時は、おうちでサロントリートメント。こちらでその方法を解説しています。
⑤正しく髪を扱って、ダメージを軽減しよう
日頃の摩擦ダメージから髪をまもるなら、洗い流さないヘアトリートメントを。
髪を保護するならヘアオイルがおすすめ。髪補修成分が配合されているからダメージ補修も一緒にできちゃいます。
5,800円(税込)〜
髪がパサパサになる5つの原因と対策方法、まとめ
髪の毛がパサパサになる5つの原因を解説しました。
5つの原因、まとめ
- 季節の湿度変化で髪がパサパサになる。とくに冬の乾燥or夏の湿気
- 生まれつきの髪質が原因でパサつきやすい
- 年齢による髪質変化
- パーマやブリーチ、カラーによる薬剤ダメージ
- 髪の扱い方やヘアケアが間違っている
あなたの髪のぱさつき原因は見つかりましたか?
いつまでも綺麗な髪であり続けるために、髪が少しでもパサパサになったと感じたら早めに原因を調べて対策をはじめるようにしましょうね。
9,800円(税込)〜
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※本記事内の成分および製品に関する意見は個人の見解であり、効果を100%保証するものではありません。