
髪の毛がうねる原因は、先天性によるくせ毛の場合と、後天性による髪のダメージによって異なります。
髪がうねるのが気になる。髪のうねりを抑えたいという方も少なくないはず。
今回は、髪のうねりケアにおすすめなトリートメントについて解説します。
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

髪がうねるのはなぜ?その原因について

髪の毛がうねる原因は人それぞれ。
先天性な理由によって髪がうねる人もいれば、後天性な理由で髪がうねる人もいます。
髪のうねりを抑えたい!という方は、日々のヘアケアやスタイリング方法、生活習慣を見直してみることをおすすめします。
髪がうねる原因を知ったうえで、自分の髪に合ったヘアケアを取り入れると、よりうねりを抑える効果を発揮することができるはず。
髪がうねる原因や、おすすめの対策については、以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
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髪のうねりに効果のあるトリートメントの種類について

髪のうねりを抑える方法の中でも効果が高いとされているのが、トリートメントです。
シャンプー後にトリートメントをすることで、髪の保湿ケアができるため、ダメージや乾燥で髪がうねってしまう場合、日々のトリートメントでうねりを抑える効果が期待できます。
また、トリートメントにも種類があり、大きくわけると以下の2つがあります。
- 髪の内部から補修する「インバスタイプ」
- 髪を外部の熱や湿気から守る「アウトバスタイプ」
インバスケアとアウトバスケアをあわせておこなうことで、髪のうねりケアに効果があります。
実際に髪のうねりに効果のあるトリートメントの成分や、選び方についてを詳しく解説していきます。
髪のうねりに効果のあるトリートメントを選ぶ4つのポイント

髪のうねりに効果のあるトリートメントを選ぶポイントは以下のとおりです。
- 髪質に合うものを選ぶ
- 自分に必要な成分が配合されているものを選ぶ
- 好みの仕上がりに合わせて選ぶ
- 種類から選ぶ
これらの特性を持つトリートメントを選ぶことで、髪のうねりを抑えるのに効果的なケアができます。
髪のうねりに効果のあるトリートメント① 髪質に合うものを選ぶ
まず、自分の髪質に合ったトリートメントを選ぶのがポイント。
髪質に合ったトリートメントを使用することで、保湿効果を得られるだけでなく、髪悩みを緩和することができる場合も。
髪が細い人、やわらかい人は油分が多すぎると、ベタついて見えたり、髪がぺたんこになってしまう可能性が高いため、油分の少なく、水分の多いトリートメントがおすすめです。
逆に、髪が太い人や硬い人、毛量が多い人は油分が多く、水分が少なめのトリートメントを使用すると、しっとりとした仕上がりになるため、ボリュームも落ち着いて見えるようになります。
くせ毛の方は、あわせて保水力の高いものを使用してあげることで、髪の水分の蒸発を防ぎつつ、うねりを抑えてくれる効果が期待できます。
髪のうねりに効果のあるトリートメント② 自分に必要な成分が配合されているものを選ぶ
髪の毛が乾燥によってうねっている場合は、保湿成分を配合したトリートメントがおすすめ。
トリートメントに配合されているおすすめの保湿成分は以下になります。
- ヒアルロン酸系
- アミノ酸系
- コラーゲン
- セラミド
- ケラチン
- アルガンオイル
ヒアルロン酸系
保湿力に優れているため、髪や頭皮の水分を保持してくれたり、乾燥から守る効果が期待できます。
ヒアルロン酸系を含んでいるトリートメントを使用することで、髪にハリやコシが生まれ、まとまりが良くなるため、髪がうねりにくくなります。
ヒアルロン酸系の成分として挙げられるもの
- 加水分解ヒアルロン酸
- ヒアルロン酸Na
アミノ酸系
キューティクルはアミノ酸で構成されており、優れた保湿効果があります。
アミノ酸が減少すると、髪は乾燥してパサパサになり、表面のツヤもなくなってしまうため、アミノ酸を含んだトリートメントを使用することで、髪の毛にうるおいとツヤを得ることができ、髪の水分量が増えることで、髪の毛が乾燥でうねるのを防いでくれる効果が期待できます。
アミノ酸系の成分として挙げられるもの
- トレオニン
- グルタミン酸
- アルギニン
- グリシン
コラーゲン
コラーゲンは、髪の毛の内部構造を補強し、弾力とハリを向上させる効果があります。
また、コラーゲンは髪の内部の傷みを補修し、さらに外部からのダメージを防ぐバリア機能を強化するため、特にダメージ毛や乾燥毛の人は効果を実感しやすいです。
コラーゲンを含んだトリートメントを使用すると、髪に弾力とハリが生まれ、髪がうねりにくくなります。
コラーゲンは、アウトバストリートメントで取り入れるとより効果を実感しやすいためおすすめ。
【合わせて読みたい記事】
コラーゲンが髪にもたらす効果って?美髪を目指すヘアケアについて
セラミド
頭皮や髪の毛に必要な油分を補い、うるおった状態にしてくれます。
また、髪の毛の内部の水分を保持したり、キューティクルをくっつける役割も担っています。
頭皮に必要な油分が損なわれると、フケやかゆみのトラブルが起きたり、ハリやコシが失われてしまうため、セラミドを含んだトリートメントを使用することで、頭皮や髪に必要な油分を補いつつ、ハリコシを与える効果が期待できます。
セラミドの成分として挙げられるもの
- セラミドNG
- セラミドNP
- セラミドAP
ケラチン
髪の毛はケラチンが大部分を占めており、残りは水分、資質、メラニン色素で構成されています。
ケラチンは一度流出してしまうと、自己修復ができないといわれているため、髪が痩せ細り、ハリコシが無くなったり、ツヤがなくなったり、うねりや髪が広がる原因に繋がります。
ケラチンを含んだトリートメントを使用することで、表面からケラチンタンパク質を吸着させて毛髪を補修することができるため、髪の毛のうねりや広がりを抑えたり、ハリコシを与える効果が期待できます。
毛髪補修成分「ケラチン」配合のプリュムトリートメント
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
髪の毛に浸透しやすいように、分子量を小さくした「加水分解ケラチン」を配合。
表面からケラチンタンパク質を吸着させて毛髪を補修することで、髪にハリコシを与え、髪をうねりにくくします。
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アルガンオイル
アルガンオイルは、乾燥した髪や頭皮に潤いを与え、水分バランスを整えてくれる働きがあります。
そのため、インバストリートメントはもちろん、アウトバストリートメントにも多く使用されており、アルガンオイルを含んだトリートメントを使用することで、髪や頭皮が乾燥していることによる髪のうねりを抑えてくれる効果が期待できます。
髪のうねりに効果のあるトリートメント③ 好みの仕上がりに合わせて選ぶ
髪の好みの仕上がに合わせてトリートメントを選ぶのもおすすめ。
トリートメントに配合されている成分を意識することで、自分の好きな髪質や、自分の髪悩みに合ったトリートメントを使用することができ、より効果を実感しやすくなります。
サラサラに仕上げたい
髪のうねりを抑えつつもサラサラに仕上げたい場合は、「ノンシリコン」のものを使用するのがおすすめ。
ノンシリコントリートメントを使用することで、仕上がりが重たくなりすぎず、サラッとした仕上がりにまとまります。
アウトバストリートメントを使用する場合は、ミストタイプのものを使用してあげるとベタつかずに髪のうねりを抑える効果が期待できます。
しっとりとまとまる髪に仕上げたい
髪のうねりを抑えつつもしっとりとまとまる髪に仕上げたい場合は、水分量の多いモイスチャートリートメントを使用するのがおすすめ。
モイスチャートリートメントを使用することで、髪の内部に保湿成分が行き渡ることにより、乾燥によるパサつきや髪がうねるのを抑える効果が期待できます。
ツヤのある仕上がりにしたい
髪のうねりを抑えつつもツヤのある髪に仕上げたい場合は、油分の多いトリートメントを使用するのがおすすめ。
植物性のオイルを配合したアウトバストリートメントを使用することで、髪の毛にツヤを与えつつ、くせやうねりを抑える効果が期待できます。
3つの毛髪補修成分を配合したくせ毛のためのプリュムヘアオイル

5,800円(税込)〜
3つの毛髪補修成分「イソステアロイル加水分解コラーゲン」「イソステアロイル加水分解ケラチン」「イソステアロイル加水分解シルク」を配合したヘアオイル。
髪のダメージを補修するのと同時に、うねり髪やダメージ毛を抑え、指どおりの良い、しっとりなめらかな髪へ。
参考記事 プリュムヘアオイル|うねり髪の構造に着目した成分処方
髪のうねりに効果のあるトリートメント④ 種類から選ぶ
髪のうねりに効果のあるトリートメントを選ぶポイントとして、種類から選ぶのもポイントのひとつ。
自分の髪質や髪悩みに合わせたトリートメントを選ぶことで、より髪のうねりに効果が得られるため、髪悩みに合わせてアウトバストリートメントを選ぶことをおすすめします。
髪のうねりに効果のあるトリートメントの種類は以下になります。
- オイルタイプ
- ミルクタイプ
- クリームタイプ
- ジェルタイプ
- ミストタイプ
オイルタイプ
オイルトリートメントは、ドライヤーによる熱ダメージを防ぐのにおすすめ。
ドライヤー前にヘアオイルを髪になじませてから乾かすと、髪の毛がしっとりまとまりつつも、乾燥や熱によってうねりやすくなっている髪を抑える効果が期待できます。
ミルクタイプ
ミルクトリートメントは、保湿力に優れており、水分量を多く含んでいるため、髪の水分が不足している、ダメージ毛の方におすすめ。
ドライヤー後にヘアミルクを髪になじませてあげることで、乾燥や熱によってダメージを受けた髪の内部の水分量を整える効果が期待できます。
クリームタイプ
クリームトリートメントは、過度なヘアカラーやブリーチによるダメージを受けた髪におすすめ。
テクスチャが重く、かなりしっとりするためヘアマスクなどのインバスケアで使用すると、髪の内部まで水分が行き渡るため、ダメージなどによる髪のうねりを抑えやすくなります。
酸熱トリートメントのヘアマスクで、髪内部にまで水分を

3,800円(税込)〜
サロンで使用されている酸熱トリートメント成分の「サリチル酸」という成分が、うねりや広がりの原因となるダメージを毛髪を内部から補修。
3日に1回のスペシャルケアを自宅で行うことで、髪の毛をうねりにくくします。
参考記事【PLUME HAIR CARE】プリュムヘアケアおうちで酸熱トリートメント「ストレートヘアマスク」の魅力と効果的な使い方
ジェルタイプ
ジェルタイプのトリートメントは、髪の表面に水分を与えやすく、浸透しやすいものになります。
そのため、髪自体のダメージは少なく、表面のパサつきが気になる、という方におすすめ。
ミストタイプ
ミストタイプのトリートメントは、表面にミストをかけることで、ツヤのある仕上がりに。
髪内部にまで、しっかり水分が行き届くわけではなく、表面のパサつきを抑えてくれるものになるため、髪自体のダメージが少ない方におすすめ。